『ポケモンGO』では昨年は「レイドバトル」を導入し、今年は「ポケモンリサーチ」「フレンド機能」と「ポケモン交換」を追加した。したがって、もう来年まで大きなアップデートはないと思われていたなか、急遽、ビッグニュースが舞い込んだ。多くの人が待ち望んでいた機能「トレーナーバトル」がいよいよ導入されることになった。11月末に行われたプレス向けのラウンドテーブルにて、トレーナーバトルの先行体験をしてきたので、詳細をお伝えする。
ラウンドテーブルでトレーナーバトルの解説をするナイアンティック Pokémon GO グローバルマーケティングリード 須賀健人氏。
ついにトレーナーバトルが実装! スペシャルアタックが2種類に!
トレーナーバトルは、その名の通り、トレーナー同士がポケモンを繰り出して対戦する機能。『ポケットモンスター』シリーズではポケモンの収集、育成、交換と同様に、対戦はゲームの根幹をなす重要なファクターだ。
その対戦が『ポケモンGO』でも体験できるようになる。導入は12月中旬とのことなので、近日中にはトレーナーバトルを楽しめるようになるはずだ。
『ポケモンGO』と『ポケットモンスター』シリーズではゲームシステムが違うように、トレーナーバトルも大分違うシステムになっているので解説していこう。
まず、『ポケットモンスター』では1ターンごとに、相手と自分のポケモンが交互に攻撃し合うターン制を採用しているのに対して、『ポケモンGO』は、レイドバトルやジムバトルと同様にリアルタイムバトルとなっている。ノーマルアタックを使ったり、スペシャルアタックのゲージをため、たまるとスペシャルアタックを使用できる。
画面をタップし、ノーマルアタックを使って、スペシャルアタックのゲージを溜め、スペシャルアタックを使うのはレイドバトルやジムバトルと一緒。
基本的には、レイドバトルやジムバトルと同じ戦い方となるのだが、トレーナーバトル導入に際して新要素も加わっている。そのひとつが、スペシャルアタックがふたつに増えたことだ。
これまでの『ポケモンGO』では、ノーマルアタックとスペシャルアタックをそれぞれ1種類ずつしか覚えることができないが、トレーナーバトル導入と同時にスペシャルアタックがふたつ覚えるようになる。これによりゲージの長さや技のタイプなど、組み合わせ次第で戦略性が大きく変わってくるようになり、以前よりも深みのあるバトルが楽しめるようになる。ちなみに、スペシャルアタックが2種類になるのはトレーナーバトルだけでなく、レイドバトルやジムバトルでもふたつのスペシャルアタックが使えるようになる。
ポケモン1匹に対してふたつのスペシャルアタックが使えるようになった。
もうひとつは、シールドの存在。トレーナーバトルはポケモン3匹ずつの対戦で行われるのだが、そのバトル中2回だけ、相手のスペシャルアタックのダメージを無効、軽減してくれるシールドを使うことができる。相手がスペシャルアタックを使用し、発動するまでの間にシールドを使用するかどうかの表示が出現する。バトル中は何回もスペシャルアタックを使用するシーンが出てくるので、シールドの使いどころが戦略性の一端を担っているわけだ。攻撃側もゲージの溜まりが早いスペシャルアタックを使ってシールドを無駄遣いさせるなどの駆け引きが出てくる。シールドとスペシャルアタックの組み合わせが、バトルの肝となるだろう。
対戦相手がスペシャルアタックを使ってくると、画面のようにシールドを使うか聞いてくる。
シールドを使うと、対戦相手のスペシャルアタックを防御してくれる。
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