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セルフ式ガソリンスタンドの正しい使い方【意外と知らないクルマのこと】

2018.12.03

タッチパネルでの指定が済んだら、いよいよ給油の開始なのだが、まずは上の写真のような放電プレート(シート)を必ずタッチして静電気を除去。なお、この手順を決して甘く考えてはいけない。ガソリンなどの燃料は、揮発性も高く、引火点は-40度以下となっているため、静電気などのささいな火種であっても爆発的な引火をする危険性があるのだ。

そして、自分が指定した油種のノズルを給油機から取り外すのだが、このときに取り違えによる誤給油に要注意。セルフ式ガソリンスタンドでは、この取り違えを防止するために、以下のように油種の種類によるノズルの色分けが統一されている。

■レギュラーガソリン:赤
■ハイオクガソリン:黄
■軽油:緑
■灯油:青(※取扱っていない場合もある)

なぜここまでやるかというと、やはり燃料の入れ間違いが多い上、間違った場合のクルマに対するダメージが大きいからだ。ちなみに、レギュラーとハイオクでは、基本的にはオクタン価の違いなので、最近のクルマでは間違ってもあまり大きな問題はない。(※中には、レギュラー厳禁のハイオク仕様のエンジンもあるので注意)

ただし、レギュラーやハイオクのガソリン車に軽油(またはその逆)を入れてしまった場合、気づかずに走行してしまうとクルマが破損して修理が難しくなる場合も。万一、入れ間違いに気づいた場合は、エンジンをかけないのが得策だ。

なお、セルフ式ガソリンスタンドにおいては、利用者自身で誤給油しても補償されないので、肝に銘じておくこと。

給油機から取り外したノズルは、残っているガソリンが垂れないように口を上向きに持ち、給油口の奥まで差し込む。その際、ノズルでクルマのボディを傷つけないように両手でしっかりと持ち、さらにレバーを引いてしまわないように注意する。

ノズルを奥まで差し込んだらしっかりと固定して、レバーを引いて注入開始。レバーを引いている間はガソリンが出続け、離すと止まる仕組みになっているのだが、ノズルにはセンサーがついているため、満タンもしくは指定量・金額になると、自動的に給油が停止する。

ちなみに、満タンで自動停止したにもかかわらず、何度も注ぎ足し給油をする人を見かけることもあるが、全くメリットが感じられない。たぶん、フルサービスのスタンドの従業員が行なっていることを参考にしているのだろうが、それは少しでも売上げをのばそうとするためのもの。

クルマは、軽いほうが燃費や運動性能がよくなるということはご存知のとおり。メーカーによっては、満タンでなく、タンクの7〜8割程度の給油を推奨しているところもあるぐらいなので、そこまでして給油する必要はないのではないだろうか。

さて、給油が終わりノズルを給油機の元の位置に戻すと自動で清算され、レシートが出てくるのだが、それを待つ間に給油口のキャップをしっかり閉め、給油口カバーを閉じると効率がいい。

さらに現金払いで、先にお金をチャージ(前払い)した場合などは、上の写真のような精算機もしくはカウンターでおつりを受け取ることができる。

まとめ

最後に、セルフ式ガソリンスタンドで注意するべき点を箇条書にする。

・タバコ(電子タバコ含む)の喫煙は禁止

・給油中のスマホ、携帯電話、電子機器の使用は禁止

・給油中のエンジン停止とパーキングブレーキ

・クルマの窓とドアをすべて閉める

なんか小難しいことばかり書いてしまい本意ではないのだが、実は手順を守りポイントさえおさえていれば、初めての方でも安心して利用できるセルフ式ガソリンスタンド。ぜひ、活用してみて欲しい。

文・撮影/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)
クルマは走らせてナンボ!をモットーに、どんな仕事にも愛車で駆けまわる日々。クルマのほかにもグルメやファッション情報、また小学館Men’s Beautyでは、男性に向けた美容・健康法、化粧品情報なども発信。

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