スマホや車で音楽を聞いているとき、「もう少し低音域を、よく聞きたい」と思うことはないだろうか。そんなときにおすすめなのが、「ウーハー」と呼ばれる低音専用スピーカーユニットだ。今回は音楽をもっと楽しむための、ウーハーの基本から取り付けまでを紹介しよう。
車でもスマホでも! 低音が生きるウーハーとは
低音域を担当するウーハーはさまざまなシーン、用途で使われる。ここでは車に取り付けるサブウーハーや、ウーハーの取り付けにかかる費用、そしてスマホで音楽を楽しめるウーハーなどを紹介する。
ウーハーとスピーカーってどう違うの?
まず、ウーハーとスピーカーの違いがわからない人のために、両者の違いを解説しよう。結論から言うと、ウーハーはスピーカーの種類の1つだ。音域を高音・低音、あるいは高音・中音・低音に分けたときの、低音を担当するスピーカーを「ウーハー」と呼ぶ。
車やスマホの純正スピーカーで低音が物足りないと感じたときは、低音域を担当するウーハーを付け足せば補える。ただし、どれくらい低音が強調されるかは、実際に聞いてみるまでわからない。購入する前に、必ず音を確認しよう。
アンプは必須! ウーハー使用時の注意
ウーハーをただ取り付ければ、スピーカーの低音が強調できるわけではない。というのも、ウーハーにはアンプを積んでいるものと、そうでないものがあるからだ。アンプレスの場合は、ウーハーとは別にアンプを用意しなくてはならない。
わからない場合は、お店の人に聞くのがベストだ。なお、車で使用する場合は、自分の車に合うかどうかもチェックしておこう。
サブウーハーとは? ウーハーと違うの?
低音をなんとかしたくて「ウーハー」で検索していると、「サブウーハー」という単語が出てくることもある。サブウーハーとは、スピーカーの低音域をさらに分割し、超低音を再生するユニットのことを指す。ただし、車の場合は「車載用ウーハー=サブウーハー」であることも多い。
ウーハーを選ぶときのおすすめポイント
ウーハーを車に取り付ける場合、重要なのがサイズだ。車に積めない大きさのウーハーではいくら好みの音を出せても意味がない。
車載用ウーハーは軽自動車でも搭載できる20cm程度の「クラリオンSRV212」や、25cm程度の「カロッツェリアTS-W2520」といったコンパクトサイズがある。音質も大事だが、まず設置場所とサイズ、そして前述したアンプの有無から選ぶことをおすすめしたい。
一方、スマホで低音を生かしたい場合は、サイズをとくに気にする必要はない。音質と使いやすさ重視で選んでしまってもいいだろう。
なお、「もっと手軽に重低音を強化したい」と考えている人は、低音を増幅させるサブウーハーのアプリなども試してみることをおすすめする。APP StoreやGoogle Playから「ウーハー」で検索すると、ウーハーやイコライザー、低音ブースターといったものが出てくるので、好みのものを使おう。
持ち歩けないサブウーハーと違って、アプリであればいつでもどこでも気軽に使える。もちろん本物のウーハーには劣るが、家では本格的なウーハー、外出時はアプリと使い分けて楽しむのもいいだろう。
アプリによっては、動画やゲームアプリの音楽も変えることが可能だ。ただし、バッテリーの消耗が激しくなる点には注意しよう。