先日、2019年の5月1日(即位の日)を祝日とする閣議決定がなされた。これにより、来年のゴールデンウィークが10連休になる公算が高まっている。
せっかくの10連休! 活かさない手はない。とはいえ、みんなが連休になれば、それだけ人気も旅行料金も高くなるというもの。実際、格安ホテルや航空券の予約に便利なサイト「エクスペディア」で調べたハワイの価格は既に20万を超えていた(11月8日時点)。
では、どこへ行くのがお得で、しかも混んでいないのか?
「エクスペディア」の広報マネージャー、村井晶奈さんにおすすめの旅行先や、お得に旅する裏ワザを教えてもらった。
エクスペディア
広報マネージャー
村井晶奈さん
「せっかく堂々と長くお休みできるのですから、短期間では行けないところ、まだ行ったことがないところへ行ってほしいですね」
村井「じつはゴールデンウィークというのは日本特有の休日で、海外へ行くにはオススメの時期なんですよ。ハワイなど特に日本人旅行者が多い場所は別にして、日本がゴールデンウィークだからと言ってホテル代が値上がりすることはないんです」
夏休みや年末年始と違い、世界的にみればゴールデンウィーク中の宿泊代や航空券の価格は値上がりしないというのだ。日本以外の国は連休ではないから当然と言えば当然。ではなぜ割高になるのかというと、日本の旅行会社や日系の航空会社が一斉に値上げするからだとか。従って、日本人に大人気のハワイとなると、日本人客がどっと押し寄せるのを見越して宿泊料金も高騰してしまうらしい。
村井「ゴールデンウィークに行くなら、日本人が多すぎないエリアを選ぶのがオススメです。10連休あればゆっくり回ることもできますし、人が多くて混み合うこともありません。できれば2泊3日でも行けるような近場ではなく、行くのに時間がかかる場所、たとえばヨーロッパなどがオススメですね」
なんと、パリならゴールデンウィーク中でもホテル代込みで10万円を切る(11月8日時点)価格で行けてしまう! 長時間、飛行機に乗りたくないという人は、フィンランド経由を検討するのも手だという。
日本から一番近いヨーロッパとしてここ数年注目されているフィンランドは、日本から直行便で最短約9時間30分。そこからパリまで約3時間で行けるというから、一考の余地有りだ。