汚れた服の収納法
次に、着終わった服を収納するときはどうすればいいか。
この場合は元のフリーザーバッグに1枚ずつ戻すのもいいし、現に自衛隊時代の筆者もそうした。しかしここでは、敢えて大きいサイズのフリーザーバッグに複数枚入れてしまうという方法を提唱したい。
どうせ汚れた服なのだから、ある程度はまとめてパック詰めしても構わない。ただし、着終わった服を入れるために別途パックを用意しておく必要がある。
上の写真は、格闘技の練習で汗まみれになった筆者のTシャツと短パン。お食事中の読者諸兄には大変申し訳ない写真であるが、お許しを。
これならば一緒にしても問題はない。海外の渡航先でランドリーサービスに出す時も、このフリーザーバッグをそのまま持っていけばいい。サービスのスタッフには、バッグを捨てずに返してもらうよう伝えておく。
充電ケーブルも小分け
また、フリーザーバッグに収納するこの方法はPCやスマートフォンを充電するケーブルに対しても有用である。
この場合も、ケーブル1本ずつ別のパックに入れる。すると複数本がゴチャゴチャ絡み合う心配もなく、使いたいケーブルをすぐに取り出すことができる。
もっともこのあたりは自衛隊で習ったテクニックというわけではないが、それでも発想のベースは自衛隊だ。この組織に1か月でもいると、嫌でも整理整頓術が身に付いてしまう。
最後にもうひとつ、現代はLCC(格安航空会社)というものがある。筆者がよく利用しているエアアジアXの国際線は、手持ち7kg以上の荷物に料金が発生する。だから荷物の重量管理は必須の旅行スキルになった。
そこで、フリーザーバッグにそれぞれの内容物の重量を書き込んでしまうという方法もある。これを徹底すれば、手荷物と預け入れ荷物の間で上手く重量調整することができる。
年末年始の旅行に出かける際、このフリーザーバッグ収納法を試してみてはいかがだろうか。
取材・文/澤田真一