フライト待ちのスマホ充電
今回のインドネシア旅行は、バリ、ジョグジャカルタ、そしてジャカルタを巡る予定である。観光目的ではない。知っている読者もいるかもしれないが、筆者は他のメディアでインドネシアに関する情報記事を執筆している。
その日の午前3時。筆者はジョグジャカルタのアディスチプト空港でジャカルタ行きの飛行機を待っていた。ウェイティングルームにいる搭乗客はまばらで、しかもみんな眠そうな目をしている。周りの店はまだ閉まっている時間帯だから、スマホでもいじって時間を潰すしかない。
どうしてこんな時刻の飛行機に乗る羽目になったのか。理由は簡単で、この便は料金が最も安いからだ。ちなみに、航空会社は現地LCCのCitilinkである。フリーライターに憧れている人も多いが、苦労する商売であることはここで明言しておきたい。
幸い、このウェイティングルームには電源があるから、いくらスマホで動画を観ても電力に困ることはない。
ここでカプセルコードリールの出番である。PCバッグからこれを取り出し、iPhoneにLightningプラグを挿入して充電。
いよいよフライト時刻が近づき、ケーブルをバッグに戻す時もカプセルコードリールが大いに役立つ。巻き取ればいいだけだから、その都度手間取る必要もない。
200円で悩みを解決
「充電ケーブルをどう収納するか」という問題は、現代人共通の課題と言っても過言ではない。
しかし、ケーブルというものは複数本を同じスペースに入れていたらいずれ絡まってしまう。アレクサンダー大王はゴルディアスの結び目を剣で断ち切ることで解決したが、まさか複雑に絡み合った充電ケーブルを切るわけにもいくまい。結局は時間をかけてケーブルを解く羽目になる。
その問題を200円で解決できるのだから、カプセルコードリールは対費用効果が極めて高い製品と判断してもいいだろう。
取材・文/澤田真一