この路線の最初の目的地は、「八幡」駅。ここには徳川家康と所縁の深い『浜松八幡宮』があり、「鉄☆たびスポット」になっているので、チェックインしてポイントを貯める。実はこの神社、遠州電車に新型車両が納入されるとき、神職に出向いてもらい、安全祈願を行ってもらうからという理由で鉄☆たびスポットに選ばれているのだとか。なかなか深い理由だ。
八幡駅で次の目的地へ向かうために電車を待っていると、やってきました「赤電」。これが本来の遠州電車の色。地元では、遠州電車のヒーロー「アカデンジャー」も活躍しているという。
八幡駅を出発。目指すは「西ヶ崎」駅だ。
ここには1925年にイギリスで製造された電気機関車『ED282』が置かれている。もちろん現役で、線路の保守などのときに使われている。また、手前の小さな黄色い車両は、線路の点検などを行うもの。いわゆる、遠州電車の“ドクターイエロー”なのだ。
実はこの西ヶ崎駅には、遠州鉄道の頭脳ともいうべき、運行司令所も置かれている。残念ながら、保安上の理由で内部は関係者以外立ち入り禁止、一般の方の見学はできない。