2018年も残すところあとわずか。
2018年はビーガンフードや植物性たんぱく質など様々なフードがヒットしましたが、2019年はどのようなフードトレンドが到来するのでしょうか?
ニューヨークの食品&飲食店コンサルティングファーム「BAUN + WHITE」が先日発表したレポートを元に、2019年の食トレンドについて、Product/Service/Marketの3つの観点からまとめました。
Product
1. マリファナ・フード
Photo: https://eatbychloe.com/
嗜好用の大麻(マリファナ)が合法化される国が増加していることを受け、大麻に含まれている化学物質「カンナビジオール(CBD)」を使用した食品を提供するお店が続々と登場しています。
アメリカのミレニアル世代から支持を得ているビーガンカフェ「by CHOLOE」ではCBD入りのスイーツが発売され話題となりました。
Photo: https://eatbychloe.com/
その他にもアメリカの飲食店ではCBDの入ったラテやトニックジュース、CBDの入ったメープルシロップをかけたパンケーキなど、多種多少なCBD入りフードが提供されています。
2. 培養肉
研究室で作られた「培養肉」が2019年にブームになるのでは?と予測されています。
実際に市場に出るのにはまだ時間がかかりそうですが、肉を細胞から育てることができるようになれば、「動物の権利問題」や「環境問題」も解決できるかもしれません。
世界最大の食品多国籍企業「タイソンフード」も培養肉のベンチャー企業に積極的に投資を行っています。
3. カツサンド
Photo:https://www.instagram.com/donwagyu/
今世界中で注目を集めているのが日本の「カツサンド」
ニューヨークでは、宮崎県のブランド牛「尾崎牛」を使用した1つ$185の最高級和牛カツサンドが販売されています。
パリでは、豚カツとキャベツ以外に、スライスチーズ、マヨネーズ、マスタード、オムレツを入れ込んだアレンジカツサンドが大人気。
カツサンド人気により、豚肉だけでなく、鶏肉や海老などを揚げたものをサンドする料理も出てきています。海外で人気のこれらの商品が、日本に逆輸入される日が近々来るかもしれません。
4. 酸味のきいた食品
この10年ほどは、コーヒー、ダークチョコレート、芽キャベツなど「苦味」のある食品が人気でしたが、韓国料理やフィリピン料理の台頭により、これからは「酸味」がトレンドになると予想されています。
例えば、サンフランシスコでは韓国料理「サムギョプサル」や「キムチ」がメキシコ料理「タコス」と融合した、サムギョプサルタコスやキムチタコスが人気で、様々なお店で提供されています。