肩の痛みを軽減して理想的な寝姿勢をサポートする4つの特長
金岡教授の監修のもと商品開発を担当したのがロフテーの藤田友里子さん。「ロフテー 肩ストレッチ枕」には4つの特長がある。
扇形状の下に出ているユニット(下記画像のA)が上位胸椎に当たることで、肩甲骨を寄せるサポートをする。サイドユニットは通常のロフテー枕でも高くなっているが、本製品はサイド下のユニット(同B)をさらに高くすることで仰向けに寝たときに頭がすっぽり包み込まれる設計に。横向けになった時も首と枕のすき間を埋めてくれるので通常の枕よりもさらに安定感がある。また全体の形状を扇形にすることで肩にしっかりフィットしてより安定感を確保した。
上記映像の(C)の三角部分は、頚椎がすっぽりと収まるように、あえて中身は何も素材を入れていない。
「ロフテー 肩ストレッチ枕」は、サイドが肩に当たる位置で使用する。製品モニターでは75%が自分に合っていると評価。緊張が和らげられリラックスした使用感がある、胸が開いて呼吸がしやすい、肩にしっくりとなじみ、すき間ができなかったなどの意見が寄せられた。
「ただし背骨のアライメントが個人差は大きく、背骨の配置がまっすぐな人にとっては違和感を覚える場合もある。枕には個人差がありだれでもフィットするとは限らないので、そういった場合は別の枕で調整を」(金岡教授)
【AJの読み】肩こりはガマンするしかないものだと思っていたが
執筆作業の多いライター、記者にとって肩こりは職業病。マッサージに行っても一時的な感じで、痛みが辛い時はブロック注射をしてもらうなど対処療法ばかり。普段は肩を回したり、首を曲げたりなど申し訳程度に動かしながらしのいでいる。
新商品発表会では金岡教授の著書でも紹介している「肩甲骨クローズ」を出席者全員で実施。手を上げて手のひらを内側に向け、手のひらを外に向けながら徐々に腕を下げる。肩甲骨自体を動かす感じで行い、痛くなったらそこでストップ。この動作を10往復行う。菱形筋が働き、肩甲骨が内側に寄せやすくなる。
私も体験取材で自分に合った枕を作ってもらったが、ピローフィッター制度を導入し個人に合わせたオーダーメイド枕の販売を中心に行っているロフテー。本商品のような肩こりや、横向き寝をサポートするいびきに着目した商品も展開している。新商品を試してみたい、自分に合った枕がわからないといった場合は、全国に店舗がある「ロフテー枕工房」に相談にしてみては。
文/阿部 純子