iPhoneをiCloudでバックアップする時間はどれくらい?
iOS デバイス上の情報は、iCloudとiTunes、2種類の方法でバックアップできますが、それぞれメリット・デメリットがあります。
iCloud
・バックアップを iCloud に保管する
・最大 2 TB 分のストレージを利用できる (最初の 5 GB は無料)
・バックアップは常に暗号化される
・どこからでも Wi-Fi を使ってバックアップを作成および使用できる
しかし、以下のデータはバックアップの対象になりません。
・iCloud にすでに保存されているデータ (連絡先、カレンダー、メモ、iCloud 写真、iMessage、テキスト (SMS) およびマルチメディア (MMS) メッセージなど)*
・ほかのクラウドサービス (Gmail、Exchange メールなど) で保管されているデータ
・Apple Pay の情報と設定内容
・Touch ID の設定内容
・iCloud ミュージックライブラリおよび App Store のコンテンツ
iTunes
・バックアップを Mac または Windows パソコンに保管する
・使えるストレージは、Mac または Windows パソコンの空き容量によって決まる
・バックアップを暗号化できる (デフォルトでは暗号化なし)
・Mac または Windows パソコンでバックアップを作成および使用できる
以下のデータはバックアップの対象になりません。
・iTunes Store および App Store から入手したコンテンツ、または Apple Books に直接ダウンロードした PDF
・iTunes から同期したコンテンツ (読み込んだ MP3 や CD、ビデオ、ブック、写真など)
・マイフォトストリーム
・Face ID や Touch ID の設定
・Apple Pay の情報と設定内容
・アクティビティ、ヘルスケア、キーチェーンのデータ
https://support.apple.com/ja-jp/HT204136
バックアップや復元の時間は、やっぱり断トツに、有線接続のiTunesの方が速いです。だいたい数分程度でバックアップ可能です。でもiCloudも、いったんほとんどのデータをバックアップしていれさえいれば、次回以降は差分しかバックアップしないので、意外と早くバックアップが終了します。
また、iCloudはWi-Fiにつなげれば、自動的に、知らないうちにデータをバックアップしてくれるので、いちいち有線で繋けなければいけないiTunesなんかよりも、お手軽ベンリです。
どっちがいいのかなあ、と考えるより、両方設定してバックアップを取っていれば、データの冗長化(システムの一部に何らかの障害が発生した場合に備えて、障害発生後でもシステム全体の機能を維持し続けられるように、予備装置を平常時からバックアップとして配置し運用しておくこと)がはかれて、安心ではないかと思います!
取材・文/FURU
デジタル系ガジェットに散財する、サラリーマン兼漫画描き兼ライター。電脳ネタがテーマの漫画を得意とする→http://www.furuyan.com