【3:00経過】
4、エビを炒めたフライパンそのままでいいので、サラダ油を足し、長ネギを弱火で炒めながら、おろししょうが、おろしにんにく、酒、砂糖、ケチャップ、豆板醤、鶏がらスープの素、酢を加えてひと煮立ちさせる。
★POINT
弱火にしてネギが焦げないようにしながら少しづつ調味料を足していけば結構です。焦げそうで心配であれば途中で火を止めたり、事前に調味料を全てボールに合わせ、合わせ調味料にしておいても大丈夫ですよ。
餡を味見し、好みの味に最終調整すれば、炒めておいたエビを戻して軽く和えて完成です。お皿に盛り付けましょう!
【5:00経過】
いかがでしょうか。ぷりっぷりのエビに甘辛いチリソースがよく絡んで美味しさ抜群です! 冒頭で紹介した『これが入っていればエビチリの味になるんだ』のポイントは、今回使用した調味料たちで全てです。ニュアンスで言うと、エビチリのチリソースは『甘辛のケチャップソース』なのですが、甘辛さは砂糖と豆板醤であり、それとケチャップを混ぜたものがベースになります。そこに味の風味と深みを追加しているのが、ネギ、しょうが、にんにくで、最後に鶏がらスープの素がそれら全てをまとめる役目を負っています。酢はケチャップだけでは物足りない酸味を追加していますね。以上の素材が入っていれば概ね定番のエビチリになるので、ぜひチャレンジして頂けたらと思います。外食だけでなく、自宅エビチリもお勧めですよ! ビールはもちろん、紹興酒などを用意して本格的に中華晩酌もいいですよね! それでは今宵も、良いお酒を♪
『お料理うんちくツイート』~ぷりっぷりエビの謎~
エビとはとても水分が抜けやすい食材である。なので、今回のように片栗粉でコーティングをし、少しでも水分が抜けないよう処理をしたり、重曹で揉みエビのたんぱく質を固めてぷりぷり感を引き出したりすることが多い。また、市販されているムキエビには食品添加物の保水剤が使われており、細胞に水分が留まるような処理が施されている。採れたて天然エビは何もせずともしっかりぷりぷりなのだが、加工品や輸送時間が長いエビはどうしても何かしら他のぷりぷり感を添加されているのだ。
文/ムッシュ・フジタ