■Design
到着したアンプは重さ約10kgもある立派なものだ。これは国内でも送料1500円では送れないと思うのだが。サイズは幅190×高さ160×奥行き300mmである。ちなみに真空管は付属するが、電源ケーブルは付属しないので3Pタイプが必要だ。セットアップは真空管を差し込むだけ。スピーカーを接続する前に電源を入れないことと書かれていた。ヘッドフォンとの切替はリアパネルのトグルスイッチを使う。フロントパネルは厚さ7.7mmもありヘアライン仕上げの豪華なパーツが使われている。このシャーシのサイズは奇しくも中華DACとピッタリ同じサイズで重ねて使えることが判明した。ボリュームの取り付けが甘かったがヘックスレンチで締めるとガタがとれた。端子類には問題なく、裏板を外してみると内部配線も非常にキレイだった。恐るべし中華真空管アンプ。早速、接続して電源を入れるとヒーターの灯りがあかあかと見える。音を出してみると左chから音が出ない。真空管を差しかえると右chから出ないので、輸送中の真空管の破損と思われる。見た目は何ともないのに。連絡するとすぐに代わりの真空管を送ってくれた。今度は音が出ると思った間もなく、なぜか1分ぐらいで、また音が出なくなった。こんなに切れやすい球なら4本送れと連絡するが、そんな甘ちゃんが通るはずもなく追加の1本が届く。これでようやくステレオで聴けるようになった。
真空管アンプと言えば、普通はこんなデザインである。ちなみにこれは私が自作した300Bシングルアンプ。すごく発熱するので冬以外足元で使えない。
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先ほどのアンプは真空管を5本使っていたのに、こちらは3本しかない。真ん中の1本の中に2ch分の三極管が入っているという仕組みなのだ。
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荷物はこんな感じで届く。まれに関税がかかることがあるという。今回は大丈夫だった。
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梱包はかなり厳重で真空管は別途、筒の中に入っていた。見た目は正常だったが断線したようで音が出なかった。