■エソテリック『7N-DA6100 NEXCEL BNC』1m 25万2000円(生産終了)75Ω
『G-01』の純正ということで、実測178cmのケーブルが届いた。アクロリンクの7Nクラス高純度銅線φ1.6mm単線を採用。シースはポリウレタン製。シールドは銀メッキ軟銅線網組シールド。音はなめらかで繊細、ボーカルはつややかで、とにかく低音の量感が出る。ローエンドが伸びきる感じだ。いささか長いの気になるが、このケーブルの音をリファレンスとする。
単線を使っているがケーブル自体は柔らかく取り回しがラク。端子はもっとも重く仕上げも美しい。シースは透明で中の網線のシールドが透けて見えるタイプ
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ケーブルには99.99999% Cuの表示が誇らしげに入っている。さらにACROLINKの文字も見える
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■オヤイデ電気『DB-510/1m』1万3600円(税別)75Ω
5Nの純銀を使い高伝導率を追求したデジタル用ケーブル。純銀センターピンを使ったコネクターにより、完全な純銀伝送を実現した。配線のハンダには同社オリジナル音響専用ハンダ「SS-47」を使用している。驚いたことに25万2000円のエソテリックよりも音の輪郭がクッキリした。低音の量感があり、ボーカルはなめらかだ。全体的におとなしい音で、オヤイデ電気は元気な音というイメージが払拭された。エソテリックの敗因はどう考えてもケーブルが長すぎることだ。
プラグのセンターピンに純銀を採用。どこまでも純銀にこだわる。銀線の太さは1.05mmの単線を使う。絶縁体は発泡ポリウレタン
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5N Pure Silver Solid Coreの文字が読める。シースはUVカットポリウレタンで銀メッキ銅シールド編組に加え銅箔テープの2層シールド構造を採用