先週、発表されたばかりのメルセデス・ベンツの新型『Cクラス』の試乗会に参加した。気になっている方も多いと思うので、今回は、2日間、北海道で試乗してみてわかった『Cクラス』のインプレッションを中心にお届けしたい。
■「アジリティ」と「インテリジェンス」
今度の『Cクラス』の新機軸は、「アジリティ」と「インテリジェンス」だ。「アジリティ」とは俊敏性の意味で、車体の48%にアルミを採用したことにより、軽量化と強靭化を図った。つまり、それによって俊敏な走りを実現しようというものだ。大胆なまでにアルミを採用したことについては、回を改めて報告するとして、今回は「インテリジェンス」について、触れてみたい。
安全運転支援システムのことを、メルセデス・ベンツは「インテリジェントドライブ」と総称している。まずは、その8つの具体的な機能を挙げてみたい。
1.最適な車間距離と車線維持をサポートするディストロニック・プラス(ステアリングアシスト付き)
2.突然眼の前に現われた危険にも反応するBASプラス(飛び出し検知機能付きブレーキアシスト・プラス)
3.衝突回避能力が大幅に向上したPRE-SAFEブレーキ(歩行者検知機能付き)
4.後方からの衝突被害を軽減するリアCPA(被害軽減ブレーキ付き後方衝突警告システム)
5.疲労や不注意による車線逸脱を防止するアクティブレーンキーピングアシスト
6.自動緊急ブレーキで追突を回避するCPAプラス(緊急ブレーキ機能)
7.つねに最大限の視界を確保するアダプティブハイビームアシスト・プラス
8.縦列駐車と並列駐車をサポートするアクティブパーキングアシスト