「もうちょっと色気のある秘境酒場はないすかね?」
わかるわかる、その気持ちは痛いほど(下半身が)わかる!! ということで、お待んたせいたしました(なんといわれようとオレは好きだなァ?このフレーズ)、お色気系の飲み屋です。場所は、T急T横線、M黒線、JRはY賀線、SSライナー、N田エクスプレスで、東京から多摩川わたってすぐのMK駅近く。ここに『S』というフィリピンパブがあるッ!! どうです!? もうお色気のニオイがプンプンとしてきたでしょ。
『S』を発見したその日、オレは飲み友達と計3人でMK駅周辺を飲み歩いていた。気付くと、ネオン街というわけでもない、暗い街角にポツンと薄暗い看板。そのなにやら怪しげなフンイキに、吸い寄せられるように近づいていくと……
『フィリピンパブ S』
と書いてある。普通だったら、そんなお金のかかる飲み屋にはオゴリ以外絶対に足を踏み入れない我々3人で合ったが、その下に書いてあるシステムを見て驚愕した。
『午後10時まで1時間飲み放題2000円』
もともと飲み放題という言葉には極めて弱いオレであるが、フィリピンパブってことは、横にフィリピン嬢がお付きになるってことですよね? それで飲み放題2000円……これ、安くない? 一緒にいたキャバクラ好きのI君にそう聞くと、「絶対安いす! 安すぎるす。この安すぎさは多分、ボッタクリっす!!」
いや、たしかにオレもそう思った。しかし、もしボッタクリじゃなかったら、入店しないのはあまりにももったいない。よし、ここはボッタクられたとしても、人生勉強として入ってみようじゃないか! ま、こんなこと書くとけっこう悩んでから入店したみたいだが、こっちも酔ってるんで、特になんの抵抗もなく“男見せたるか?!!”ってなノリでスルッと入店したのだった。