■Introduction
BGMにiTunesのInternetラジオを聴いているのだが、この音が歪みまくる。忠実に再生するとそれが気になって仕事がはかどらない。そこで考えたのが、歪みには歪みで対抗する。真空管ハイブリッドアンプを使えば、気分のいい歪みになるのではないか。そこで導入したのが中華製真空管アンプだ。確かにナローレンジで音数も少ないので歪みは気にならないが、ハイレゾ音源もFMラジオかと思うほどのクオリティである。もう少し音のいいアンプはないかと探してみると、ポタフェスでオルトフォンの真空管ハイブリッドアンプを発見。価格もサイズもデザインもいい! ということで早速、借用した。
■Design
このデザインなかなかユニークである。フロントパネルがトップまで曲げ加工で、1枚のアルミ板になっているのだ。真空管カバー部分が斜めになっているのがミソだ。この角度が3号突撃砲B型を思わせる。あっ「WOT」やってるもんでつい…… 使われている真空管は6N3でortofonのロゴ入り。出力トランスはシャーシの半分以上を占めるような立派なサイズのものが搭載されている。カバーは亜鉛ダイキャスト製である。アルミのフロントパネルにはボリュームとステレオ標準ジャックのみ。電源スイッチは裏側にある。シンプルでクールなデザインだ。
幅127×高さ105×奥行き210mm、2.2kgのコンパクトサイズなのでデスクトップに最適。コンパクトスピーカーと組み合わせると音も見た目もバランスがいい