正統派“ハイエンド”コンデジ最後の牙城、Nikon『COOLPIX P7800』

■Performance

実際に撮影してみると、このサイズと重さがちょうどいい。そしてEVFをのぞけば一眼レフあるいはミラーレス感覚で撮れる。今までGシリーズしか使ったことがなかったのだが、P7800は使いやすくていいカメラである。デフォルトでは「ゆがみ補正」がOFFだが、これをONにするとわずかに画角が狭くなるが、歪みがバッチリ補正され、ズーミングでタル型から糸巻き型に変化する歪みがほとんどなくなる。これはONにして使いたい機能だ。広角28mmは絞り開放から高解像度で、望遠になるほど柔らかい描写になる。200mmF4は一眼レフの単焦点望遠レンズでお馴染みの開放絞り値で、なぜか親しみを感じる。

内蔵フラッシュはGNオートということで未発表。スペックではISO感度オートで広角10ｍ、望遠5.5ｍまで届く

Nikon COOLPIX P7800 1/160sec F2.0 ISO80 28mm相当

28mm相当での撮影。歪み補正ONでポートレートモードを使用。わずかにタル型の歪みがあるが気にならない程度だ

Nikon COOLPIX P7800 1/60sec F4.0 ISO90 200mm相当

200mm相当でポートレートモードを使用。肌の質感、瞳の色などが正確に再現された。リサイズして使う場合、一眼レフにひけをとらない画質だ

Nikon COOLPIX P7800 1/640sec F2.0 ＋03 ISO80 35mm相当

コンデジなのでフィルター機能も豊富で、これはソフトフォーカスを使用