そして一番期待していた床掃除へ。フローリング、畳、カーペットの掃除はフロアノズル+延長パイプを使う。フロアノズルに付属のクロスを挟み込んで、掃除機と同じようにフロアを掃除する。スチームを出し続けるとクロスが濡れてくるので、使い方のコツとしては、スチームレバーを3秒ほど握ってクロスを温め、レバーを話して3秒ほど拭く、という動作を繰り返す。クロスが濡れたら乾いたクロスに取り換える。
雑巾がけで床を掃除すると、しばらく濡れた状態になるが、スチームクリーナーはすぐに乾燥するのでべたべた感がない。洗剤も使わずスチームだけできれいになるので、掃除後は床がさらっとしている。立ったままでスムーズに動作できるので、身体的にもとても楽だ。
難点は高温スチームなので、掃除をしているときは暑いということ。夏場はとくにサウナ状態になってしまう。また、水が足りなくなりスチームの出が悪くなれば、水を補給することもできるが、本体が熱いうちは安全バルブが開かないようになっているので、冷めるまで30分ほど待たなければいけない。そうした点から、全部の場所を一気に掃除はせず、日を変えて、今日はキッチン、明日は風呂場というように少しずつ掃除するのがおすすめ。
使い終わったら、本体が人肌ぐらいまで冷めたら安全バルブを開けて、ボイラーに残った水を捨てる。使い続けるとボイラーの中に湯あかがたまるので、使用10回ごとに水でボイラー内をすすぐようにする。また使用50回を目安に、付属のボイラー洗浄剤を使ってボイラーのタンクを洗浄する。メンテナンスは電気ポットと同じような感覚で考えればいいだろう。
洗浄の強力さ、除菌ができるなどの性能と、操作の簡単さ、コストパフォーマンスも含めれば、おすすめのスチームクリーナーだが、スチームが高温で、本体、スチームホースもかなり熱くなるので、小さな子どもやペットがいる家庭では、取扱いにくれぐれも気を付けてほしい。
■製品情報
http://www.japanet.co.jp/shopping/
文/阿部純子