【ナビゲーター】アートディレクター秋山具義さん
「マルちゃん正麺」からAKB48まで、多くのエポックメイキングな広告やパッケージデザインを手がけるアートディレクター。中目黒在住でまさに食べ歩きを実践する毎日。
目黒川沿いには洗練されたおしゃれな店が並ぶかと思いきや、裏路地やガード下には昔ながらの懐かしい風景が見られる混然一体となった街。それが、今の中目黒から代官山周辺だ。カフェやレストラン、居酒屋に定食屋、ブティック、雑貨店と様々な店が点在し、10分も歩けばいろんな発見ができる。そう、ここは「歩く」のが楽しい街なのだ。
「都会的な装いがあるからといって遠慮する必要はありません。一歩足を踏み入れてみれば、老若男女かかわらず受け入れてくれる懐の深さがある街です」(秋山さん)
秋山さんがいうとおり、誰かと一緒でなくても、ひとりでフラッと入れる飲食店が多い。実際、深夜までやっているお店のほとんどはひとりで訪れる客が多いのだ。
「中目黒を盛り上げる一端になればうれしい」と話してくれたのは、秋山さんも通う、カウンターで本格創作フレンチが楽しめる人気店BLOCKSオーナーの木下さん。
「おひとりでいらっしゃる方も多いですね。その時は、ぜひシェフやスタッフと料理についての“おしゃべり”を楽しんでください」
中目黒は友達ができる街なのだ。