■スマートさを効果的に出すキーワードは“レディファースト×ギャップ”
成功例、失敗例を紹介したところで、手っ取り早く身につける方法について考えてみたいと思います。このエピソードにヒントが隠されています。
「普段、おとなしくて、どちらかというと受身タイプで、目立つような感じではない後輩社員と食事に行った時のこと。お店の扉をさっと開けてくれた時、驚きで好感度が上がりました」
どういうことか? つまり、レディファーストの精神でリードする力とギャップがあれば、女性の好感度は思いのほか上がります。実はこれ、心理学では「ゲインロス効果」と言われています。元々、好感度の低い人が好感度を高める行為をした場合、普通の人が同じことをした場合よりプラスの効果が出るのだそうです。
女性のために、扉を開けてあげたり、奥のいい席に通したりするくらいなら、すぐに実践できる行動ですよね。レディファーストに関しては、いろんな意見もありますが、好感度を上げたい人は問答無用で身につけておくべき能力です。そんな話をしていたら、先日、女性の友人に“レディファースト”をされてしまいました。彼女は男性と肩を並べて働いているうちに男まさりになってきたと豪語しています。女性の間では“女のオヤジ化”なるものも進んでいますが、その流れで“女のジェントルマン化”も進んでいるようです。
負けるな、男性陣!
★今日の格言
レディファーストは、スマートな男の基本習慣
文・イラスト/おおしまりえ
雑食系恋愛ジャーナリスト。水商売やプロ雀士などを経験し、のべ1万人の男性を接客。鋭い観察眼と男女の特性を踏まえたコミュニケーション術を研究。現在多方面にて活動中。ブログ(http://oshimarie.com)