■『ポスト・イットインDX』を実際に使用してみた感想
『ポスト・イット』を鞄に入れて持ち歩いたことのある人は多いと思うが、裸の状態で鞄に入れてしまうことで起こる問題が2つある。1つ目は鞄の中で『ポスト・イット』がばらけてしまうことである。そして2つ目が、鞄の中の細いごみなどが『ポスト・イット』の粘着面に付着してしまうことである。そうなってしまうとついて『ポスト・イット』を持ち歩く気持ちも薄くなってしまう。
だが、この『ポスト・イットインDX』はそうした問題を解決してくれる。また、本体が牛革のシックなデザインなので、どちらかというとポップ、ベンチャーな雰囲気が漂う『ポスト・イット』をフォーマルな雰囲気にすることに一役買っている。もちろん『ポスト・イット』自体が悪いわけではないのだが、その色の明るさやブレーンストーミングといった使われ方のイメージからか、どこか革新的なツールの印象を持たれることもあり、職場や面会する顧客によっては躊躇することもあるかもしれない。
もちろんそうした感性は重要だと思うし大切にして欲しいので、それでもなんとか『ポスト・イット』を使えないかと思っている人にはこうしたツールはいいのではないかと感じた。使い心地も良く概ね気に入っている『ポスト・イットインDX』だが、1点今後気になりそうなのは本体を閉じているボタンの部分である。
何度も開け閉めする部分だけに、ボタン周辺の革が他の部分よりも早く劣化するのではないか、という点が気になっている(実際に伊東屋の店頭のサンプルは時間を経たためか、かなり劣化していた)。しかし、こればかりは使用に伴い避けられない事象なので、目をつむるしかないと納得するようにしている。