手書き入力を検証。Webブラウザを使った図形描画「Cacoo」でも、ノートアプリ「OneNote」でも入力のストレスを感じなかった。OneNoteでは、円形のインターフェイスで入力に使うペンの色や、種類を選択できるので、Cacooに比べて、さらに入力しやすかった。
PDFに手書き入力できる「Drawboard PDF」。OneNoteと同じようなペン選択インターフェイスで、PDFファイルにハイライトを付けたり、文字入力ができる。ビジネス文書などを使った作業に役に立つ。
「Surface 3」は、フルのWindows機能が備わっている。したがって、家や学校、会社でパソコンを使う時と全く同じ感覚で操作できる。したがって、まずWindowsであることが、モバイルで使う上での優位な点である。その上で、640gという軽量さや、キャリア回線に接続してのデータ通信、タッチインターフェイスでの手書き入力などが出来ることが、「Surface 3」の魅力である。
しかし、キャリアのデータ通信プランに容量制限があると、パソコンとしてデータ通信し続けていると、すぐに制限いっぱいまで使い切ってしまうのでは?という懸念がある。欲を言えば、Windowsにログインするときに、指紋認証に対応して欲しかった。サッとノートを取りたいときも、ログインだけは、手書きでは対応せず、、キーボードを表示してのパスワード入力が必要なのである。
不満な点もいくつかあったが、製品としての評価は◎(二重丸)。仕事でBYOD(Bring your own device:自分の私物パソコンを職場で使うこと)が許されるのであれば、ぜひ「Surface 3」を使いたい。「Surface 3」を使って、AndroidやiPhone、iPadとは違った使い心地を体験してみてはいかがだろうか。
■製品情報
http://www.microsoftstore.com/store/msjp/ja_JP/home/
文/久我吉史