【研究結果】
初のコスプレ専用スタジオでの撮影だったため、さまざまなレンズを持ち込んだが、14-150mmがあればズーム1本で済んだかもしれない。それと同じぐらい活躍してくれたのが14-42mmのパンケーキズームである。スタジオ撮影では背景を活かしたいので、あまりぼかす必要がなく明るいレンズは宝の持ち腐れになる可能性がある。ワイド系ズームに25mmF1.8でもいいだろう。スタジオではLEDライトやライトボックスのレンタルがあるので普段の撮影機材のみで、ライト関係はレンタルというのがお手軽だ。ライティングに凝るなら外部フラッシュ2灯とライトボックスとスタンドが欲しい。次回は多灯ライティングでスモーク撮影に挑戦したい。『OM-D E-M10 Mark II』はEVFが見やすく、5軸手ブレ補正のおかげでスタジオ内でも三脚いらずで撮れた。ISO感度オートで上限ISO1600がオススメ。『FL-600R』も頼りになる。コスプレ用スタジオは内部にさまざまな部屋があり、素早く移動するには機動性の高いマイクロフォーサーズが適していることを実感できた。
●アートフィルターはコスプレに最適
●電子水準器は意外と役に立つ
●スタジオではライティングが大切
●スタジオでも三脚なしの方がラク
(文/ゴン川野)
カメラ生活42年、小学生でオリンパスPEN-Fを愛用、中学生で押し入れ暗室にこもり、高校では写真部部長。大学卒業後、単身カナダに渡りアウトドアスクール卒業後「BE-PAL」を経て本誌ライターに。保有交換レンズ41本、カメラ28台(見える範囲で)。阿佐ヶ谷レンズ研究所もよろしく。