■連載/おおしまりえの女ゴコロ研究所
ネット婚活が最近男女の間でかなり流行っているようです。最近は合コンや街コンが苦手な人や、そもそも友人が少ない男女は出会いの場をネットの婚活サービスに求めるのでしょうか。私の周りの女子たちに聞いてみると、実際利用したことのある女子や、まさに今の彼はネットがキッカケで出会ったという女子もいたりして、“出会い系”と偏見があった時代は、もはや過去のこと、と実感します。しかし、話を聞いていると、真面目な男性が多い反面、“コミュ障”な男性もかなり多いということがわかりました。今日はそんなネット婚活の現場で女性たちが見た、男性のNGメール作法を紹介したいと思います。
■リアルとテンションのギャップがありすぎて幻滅
最初は、話してくれた女性いわく「新型コミュ障」と名づけた、リアルとネットのギャップの話。婚活サイトで知り合った男性は、31歳のSE。黒髪にスーツのプロフィール写真が、何とも真面目そうな印象だったとか。メールを何通か交わしてみると、見た目からは想像がつかないほど明るく饒舌で、自分から冗談も言うようなタイプだったそうです。不思議だなと思っていたそうですが、一度、ランチをすることになり、会ってみたらビックリ!
「あ…、ども…」と、目を合わすことができず、ボソボソと話すだけ。その姿はまるで映画『千と千尋の神隠し』の「カオナシ」のようだったそうです。リアルの会話や人間関係が苦手だけど、相手が見えない打ち言葉の会話で輝くタイプっていますよね。最初は誰だって人見知りするしね……と、彼女も気を取り直して、いろいろ質問を投げてみたそうですが、「……そうですね」と終始、最小限の言葉しか発しない彼。会話こそ途切れなかったものの、一方的に彼女が喋る形でランチ会は終了したそうです。彼女的にはもちろん、2回目はない……と判断を下したそうですが、驚いたのは彼からのお礼メール。
「今日は少し緊張してしまいましたが、とっても盛り上がりましたね!」
「も、盛り上がっただと!?」
彼女からしたら、自分が場を持たせるために一方的にしゃべっただけなのに、それを「盛り上がりましたね!」と相手が言ったことに驚愕。リアルとネットの差を見抜く方法を習得せねば……と、痛感したそうです。