Google翻訳アプリの真骨頂!?カメラに写った画像をそのまま翻訳
上でも少し触れたが、Google翻訳アプリの最高に便利な機能が、カメラを使ったリアルタイム翻訳だ。これは、カメラのファインダー内にとらえた言葉を、自動的に翻訳するというもの。ただし、言語の片方は英語でなくてはならない点に注意したい。つまり、スマホの画面に映った文字が英語なら指定言語に、英語以外なら英語に翻訳してくれるというわけだ。
この機能を使えば、ポスターや看板、標識をすぐに翻訳できるので、海外旅行の際も不安を覚えずに済むだろう。日本語や英語のメニューがないレストランで、こっそりこの機能を使って、同行者を驚かせるなんて使い方も面白い。オフラインで使えるため、電波の届かない地下鉄、高層のお店に行く際も安心だ。
Google翻訳だけじゃない。無料の翻訳アプリをご紹介
この記事では、Google翻訳を紹介したが、他社からもさまざまな翻訳アプリがリリースされている。
Google翻訳と並んで有名なのが、同じくテキスト、音声、画像認識、会話モードによる各種入力が可能なMicrosoft翻訳(Microsoft Translator)だ。こちらもブラウザやWindowsに実装されている Cortana 、iOS、Android上で使えるほか、マイクロソフトのMR(複合現実)プラットフォームである、Microsoft Hololensにも対応している。
このほかにも、情報通信研究機構(NICT)が開発した音声認識システムを使っているVoiceTraなど、高い翻訳精度を誇るアプリが続々とリリースされている。特定の言語に特化したアプリなどもあるので、自身が翻訳したい言語なども考慮して、いろいろなアプリを試すといいだろう。それぞれの特徴や得意分野を理解して、賢く使いこなしてほしい。
取材・文/ねこリセット