5位:三井生命保険(平均年収517万円)
~大卒の初任給は25万円。福利厚生も充実~
三井住友信託銀行などと連携し、外貨建て保険商品も多く提供する「三井生命保険」。現在は日本生命グループに属している。大卒の初任給(総合職・全国型)は25万円。
ライフコンサルタントの場合は固定給と業績給を基本とする給与体系で、入社2年間は保障給制度がある。口コミでは「500万円から700万円は十分に確保できます。借り上げ社宅等も充実しており賞与も一定水準は維持されており妥当かと思っています」(代理店営業/20代後半男性/年収520万円)などの声が寄せられていた。
4位:メットライフ生命保険(平均年収548万円)
~成果だけではなく、達成するためにどんな行動をとったかも評価~
業界初商品を多く展開し、代理店や銀行窓販など強力な販売チャネルを有する「メットライフ生命保険」。報酬に関しては、「Pay for the job, pay for performance」を掲げており、パフォーマンスや貢献度が反映される。
口コミでは、「実績給が上限なく貰えます。過去の実績を10年くらいまで評価してくれるので、長く勤めれば収入は安定します。1500万円以上稼いでいる人も多い」(コンサルティング営業/50代後半男性/年収800万円)、「30代前半で700万円程度(額面)です。賞与も約6か月分(2か月分×3回)出ることが大きいと思います」(マーケティング/30代前半男性/年収700万円)といった声も。
3位:ジブラルタ生命保険(平均年収573万円)
~完全歩合制で億超え営業マンも?~
米「プルデンシャル・ファイナンシャル」傘下で、共済制度の引受会社としても多くの団体から支持を受けてきた「ジブラルタ生命保険」。
賞与は年4回となっており、仕事上の役割とパフォーマンスに応じて報酬が決まる。「報酬は完全歩合制のフルコミッション体制により、年収1億円を超えるセールスマンもいる。非常に正当に評価をしていただける会社である。弱肉強食の世界で、バリバリ働きたい人にはオススメの会社です」(代理店営業/20代前半男性/年収300万円)といった声が見受けられた。
2位:損害保険ジャパン日本興亜(平均年収582万円)
~実力主義。総合職・一般職の区分廃止でキャリアアップのチャンスが拡大~
「総合職」と「一般職」に分けて運用してきたコース別人事制度を2010年に廃止。転勤のあるグローバル職と勤務エリアを限定できるエリア職に分けている「損害保険ジャパン日本興亜」。
実力主義を明言しており、職種を問わず管理職になれるチャンスがある。公募ポストに応募できる「ジョブ・チャレンジ制度」や特に優秀な場合は2ランク以上キャリアアップできる「エクスプレスチケット」制度なども用意。「年収は40歳を超すとほとんどの社員が1000万円オーバーとなり世間の平均からすると驚異的にいいと思う」(損害調査/40代後半男性/年収1000万円)などの声が寄せられていた。
1位:アフラック生命保険(平均年収648万円)
~がん保険シェア65%で1位。ボーナスは年3回~
がん保険の保有契約件数で1位の「アフラック生命保険」。口コミでは、「充分な報酬が得られていたと感じる。営業部門は部門の売り上げが良ければ評価され、内勤部門は目に見える成果が出にくいため、昇給スピードは遅いように感じる。
ただしボーナスは年3回出るため社員からの不満は聞いたことがない」(営業アシスタント/20代後半女性/年収560万円)といった声があった。2017年度の個人保険の保有契約件数は2位で、営業力強化などの狙いから、営業と営業事務という従来の職業区分をなくし、「全員営業」体制の導入を進めている。
一般的な水準と比べ、驚くべき給与額を貰える会社も多い保険業界。自分の能力を最大限発揮し、大きく稼ぎたい方には最適な環境と言えるだろう。
<調査概要> 「保険業界の年収ランキング」
調査対象:『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「生命保険」「損害保険」に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に雇用形態が正社員のユーザーから給与明細投稿が20件以上寄せられた企業
対象期間:2014年4月1日~2018年3月31日
※本ランキングの平均年収はユーザーから寄せられた情報をもとに算出しており、企業が発表している数値とは乖離がある場合がある。
出典元:株式会社グローバルウェイ
構成/こじへい