クライアントの課題抽出や分析、助言、戦略立案等を行う「コンサルタント」。高い専門性が求められ、高収入な傾向にある一方で「激務」というイメージもあるが、実際にコンサルタントとして働きやすいのはどんな企業なのだろうか?
今回、そんな「コンサルタントが働きやすい企業ランキング」を発表する。なお本ランキングは、年間2000万人が訪れる企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」のユーザーの評価(総合評価)が高い企業トップ10をまとめたものだ。なお、各企業の口コミもあわせて紹介していく。
コンサルタントが働きやすい企業ランキング
アクセンチュア、デロイトトーマツを振り切り、EY新日本有限責任監査法人が第1位に。それでは10位から順番に、実際にその会社で働く社員の声を紹介していこう。
10位:船井総合研究所
「(仕事の面白み・やりがいに関して)クライアントとの関係について、大手総合系コンサルティング会社ではできないようなハンズオンでの関わり方ができる。また、ほとんどのカウンターパートが社長であるため、提案した施策等の実行可能性が高く、クライアントのマネジメントメンバーとしての役割を担うことができる」
(コンサルタント/20代後半男性/年収500万円/2017年度)
8位:有限責任あずさ監査法人
「フレキシブルワークプログラムという制度があり、最長3年間の育児休暇を取得できる。また、最近は在宅勤務も認められるようになってきており、制度も使いやすいので、子どもがまだ小さい女性にとっては非常に働きやすい職場環境であると思います。特に自分にとっては、監査の業務はかなりテンプレート化されており、良い意味で属人化していないため、育児休暇のため不在となることへの罪悪感を抱かずに済んだこともメリットでした」
(コンサルタント/30代後半女性/年収500万円/2014年度)
8位:プライスウォーターハウスクーパース
「競合他社に比べて、ワーキングマザーの環境改善はかなりテコ入れしていると思う。女性比率が多め。時間短縮、在宅ワーク制度は存在。部署にはよるが、それに理解のあるジョブマネージャーも多く、取りやすいと思う」
(生産・物流コンサルタント/20代後半男性/年収700万円/2016年度)
7位:楽天
「(仕事の面白み・やりがいに関して)例えば100万円の売上が担当することで2000万円になったとき、○○さんのおかげです。と言ってもらえる。また、ある商品が爆発的に売れると自分が日本で一番当該商品を販売する戦略を立てることができたという自負を得ることができる」
(マーケティングコンサルタント/30代前半男性/年収500万円/2014年度)
6位:日本アイ・ビー・エム
「労働裁量制の管理職以上は、パフォーマンスを上げるため、勤務時間は遅くなりがちでしたが、リモート環境で働けるワークスタイルが推奨されているなどして、論理的に働きやすい環境があり、かなりバランスがよかったと思います。仕組みが非常に良くできているので、パフォーマンスさえ上げ続けられれば、よい会社と思います」
(経営コンサルタント/40代前半女性/年収1200万円/2012年度)