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「Pixel 3/3 XL」を使ってわかったGoogleの本気度

2018.10.25

最新AndroidとFeliCaの搭載も大きな魅力

 そしてもう1つ、Pixel 3/3 XLの大きな特徴となるのが、グーグルが直接提供するスマートフォンだけあって、最新のAndroidである「Android 9」がインストールされていること。そして今後もいち早く最新のAndroidが体験できることだ。

 Android 9になって、従来のAndroidと比べ大きく変わったのが、画面下部のナビゲーションバーの操作が大きく変化していること。具体的にはホームボタンを上にスワイプしてアプリを切り替え、もう一度スワイプすることでアプリ一覧が現れるなど、iPhone Xのようにスワイプを多く取り入れた操作感となっている。従来のAndroidの操作に慣れた人が初めて操作するとやや違和感を抱くだろうが、慣れるのにそれほど時間はかからない印象だ。

 またPixel 3/3 XL独自の機能として、注目されるのが「アクティブエッジ」。これは本体側面を握ることで、Googleアシスタントを呼び出せるというもの。Googleアシスタントはホームボタンを長押ししたり、「OK、Google」と話しかけても呼び出せるが、アクティブエッジを使えばスマートフォンを持った状態のままでGoogleアシスタントを呼び出せるので便利だ。

 そしてもう1つ、日本版Pixel 3/3 XLの大きな特徴となっているのが、FeliCaを搭載しており「Google Pay」や「おサイフケータイ」が利用可能なことである。筆者もおサイフケータイが手放せない人の1人だが、最近はSIMフリー端末を中心に、FeliCa非搭載のスマートフォンが増えており端末の選択の幅が狭くなったと感じているだけに、端末を買い替えてもおサイフケータイの利用を諦めなくていいというのは大きなメリットだ。

 一方、操作面でやや残念に感じたのが、画面ロックの解除などに用いる生体認証が、背面の指紋センサーによる認証のみだということ。最近は顔や目の虹彩などを活用した生体認証も増えており、そちらに慣れていると指紋センサーに指をかざすのが煩わしく感じてしまう。生体認証にはもう少し力を入れて欲しかったところだ。

 まとめると、Pixel 3/3 XLを実際に使ってみて感じたのは、非常に高度な機能を高い完成度で実現しており、とても便利で使いやすいスマートフォンに仕上がっているということだ。高度な機能を実現する上で高い性能が必要ということもあり、価格が9万5000円からと高額なのが残念ではあるものの、多くの人にお勧めできる満足感の高い端末といえるだろう。

取材・文/佐野正弘

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