職場で実際に使ってみた
<後日>
次の月曜日に、僕は鎮目さんの“透明人間”顔ハメパネルをはめて、事務所で仕事をしてみました。確かに誰も突っ込まず、この写真を撮ってとお願いした同僚も特にコメントなく手伝ってくれました。職場で自分が異次元にいるような気がして、憂鬱だとかそういうことを考える暇もなくて、これを“透明人間”と呼ぶなら、そうかもしれないな、と思いました。興味のある方は、簡単なので同じものを自作して会社ではめてみて下さい。(さすがに満員電車はおすすめできませんが…。)
ちなみに、僕も自分のアイデアで、はめたら月曜の憂鬱が減るかもしれないパネルを作ってみました。
その作品がこちらの「石ころパネル」です。自分は蹴飛ばされるような石ころ同然であり、いかにちっぽけな存在かを実感することで、無理しなくてもいいや、と気が楽になる効果を狙っています。ポイントは、月曜の朝に自宅の鏡に映して自分で見られるように、文字を反転させて書いたことです。(行の左右を間違えて、鏡に映した時、逆になってますね…。)
“透明人間パネル”だけでなく、今回の取材で僕がとても大きなヒントになったなと感じたのは、鎮目さんが顔ハメパネルに出会い、その世界にハマっていった過程です。
「あれ、なんか面白い」と思う
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やってみて、発信してみる
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自分の偏愛的活動になる
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情報と仲間が集まる
↓
世界観が広がっていき、仕事以外の居場所ができる
こんな風に、仕事以外に好きな居場所を作ることが、月曜の憂鬱を減らす一つの方法になるんじゃないかなと思いました。
【話し手プロフィール】
鎮目博道(しずめ・ひろみち)
顔パネ未来研究所所長。公共コミュニケーション学会会員。顔ハメパネルに変顔をしてハマり「一体化」する魅力に取り憑かれ、「顔ハメパネルは演劇だ!」と主張。「顔ハメ自分探しの旅」と称して各地を徘徊し、呑んだくれる。
今年5月には「第一回顔ハメパネルシンポジウム」を開催。高校生による顔ハメ全国大会「顔子園」開催が野望。これまでにハメたパネルの枚数は400枚を超える。
本業はテレビプロデューサー。ライターとしても活動。
夕刊フジに「鎮目博道の顔ハメひとり旅」を連載中(隔週水曜日)
連載記事はこちら→ https://www.zakzak.co.jp/lif/news/181011/lif1810110002-n1.html
講演活動や顔ハメパネルのプロデュースも行なっている。
顔パネ未来研究所FBページ→ https://www.facebook.com/kaopanemirai
【聞き手プロフィール】
高橋晋平(たかはし・しんぺい)
株式会社ウサギ代表取締役、おもちゃクリエーター。あらゆるジャンルを「遊び化」することを考え、月曜日を楽しくする方法の研究もしている。開発商品に、新カードゲーム『グーチョキパーダラピン』や、相手を想い出したことを伝える鳩時計「OQTA HATO」など。新しい企画を“仕組み”で生み出すメモの技術を解説した書籍 『企画のメモ技』を2018年に出版。Twitter : https://twitter.com/simpeiidea
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