トータルアイ検査の施術を受ける
施述後、個室へと案内される。眼の情報はプライベートなことなので、トータルアイ検査はマンツーマンで行う。
トータルアイ検査には3つのメニューがある。ライトは1000円(検査項目27個)、ノーマルは2000円(検査項目42個)、プレミアムは3000円(検査項目52個)。ちなみに今回はトータルアイ検査プレミアムを体験してきた。
最初に行った検査は「オートレフ」。機械に顎をつけた状態でレンズを覗き、そのなかに映し出される気球の画像を見る定番のアレだ。この検査では、眼のピントが合う瞬間を自動的に調べているらしい。次の検査も定番片目を塞いでの視力測定、裸眼と眼鏡をかけた状態の2つ測定する。ここで僕の視力は裸眼で0.1、眼鏡で0.5ということが分かった。
そして、ここからトータルアイ検査の本領発揮。今までに受けたことがない検査を続々と行っていく。立体視という、眼の立体感をテストする検査。こちらでは並んだ三角形のうち、奥に配置された1点を答える。一見同じなのだが、1つだけ微妙に奥にある三角形がある(検査を再現した下記のイラストを参考にして欲しい)。
他には、両目の向きを調べる検査も印象的に残った。画面に映る緑色の◎と赤色の十文字が重なった瞬間を答えていく。瞳は眼の中央にあることはない、誰しも外か内に寄っているという。この検査で僕の眼は若干外に寄っていることが分かる。
「ヨシムラさんの眼は外側を向きたいんです。けど、スマホを見るとき眼はどうしても内に向きますよね」
確かに、スマホを見るときは寄り目になる。
「見るときにね、眼球の周りの筋肉が外に向きたい眼を内側にギューっと寄せるんです。使えば筋肉は疲労します、ヨシムラさんの眼精疲労の原因の1つは間違えなくコレでしょうね。筋肉疲労しているんです」
スタッフから説明を受ける。
最後に「市販のモノでも良いからホットアイマスクを使うと眼の疲れも和らぎますよ」と助言をいただく。こうして検査を続けること52項目、約40分のトータルアイ検査はこうして終わった。
通常なら、診断結果を元にレンズを製作し、メガネを購入する流れが「メガネスーパー」的にはベスト。もちろんトータルアイ検査のみを受けることも可能だ。
眼精疲労を感じる方はめちゃくちゃ多いと思う、その原因を知るためにも1度受診をされることをオススメしたい。
文/ヨシムラヒロム