象印から7月に発売されたばかりの新製品を検証。今年創業100周年という節目の年を迎え同社が提案する「おいしいご飯の原点に戻る新しい炊き方」とは?
好みを学習する炊き分け機能などでカスタマイズ
象印マホービン『圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」 NW-KA10型』
オープン価格(実勢価格約12万円)
炊飯の原点・かまど炊きを、激しい炎でお米を舞い上げる〝炎舞炊き〟で再現。お米を大きくかき混ぜることで、炊きムラを抑え、お米の甘味をしっかりと引き出す。上質なるスマートデザインも◎。
サイズ:W275×D345×H235mm、約8.5kg
炊飯容量:0.5〜5.5合
炊飯時間:60分(無洗米・ふつう)
原口 象印の炊飯器は、ご飯好きのファンが多いのでも有名。しかも今年は創業100周年ということで、気合い満点の新製品を投入してきました。かまど炊きを再検証して新たに開発した〝炎舞炊き〟がウリです。
小池 技術力には定評があるメーカーで、総じてレベルの高い炊飯器を出されています。ただ、今回は期待値が大きすぎたせいか、個人的には少し物足りなかった。
西條 バランスのいい味わいなんですが、優等生的でどこか決め手に欠ける気がしました。
原口 私は好みの食感でしたよ。食感でいえば、ご飯の感想を選び、好みの食感に近づける〝わが家炊き〟もユニークで賢い機能。ちなみに象印の炊飯器には銘柄炊きがないのですが、これは同じ品種でも産地や気候によって食感が微妙に違うからだとか。
小池 それも一理ありますね。同じ品種であれば味の傾向は同じですが、より自分好みの食感を優先して、炊き方を選ぼうと。
西條 食感の炊き分けだけで121通り。とことん極められます。