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スマホで操作できるIoT宅配ポスト「スマート宅配ポスト」は宅配業界の救世主となるか?

2018.10.11

宅配ボックス業界初の集荷、返品機能も

 発表会では、荷受け通知、複数個受取、集荷の3パターンのデモンストレーションが行われた。ユーザーの外出中に荷物が届けられると、まず宅配業者が外扉を開けて開始ボタンをタッチ、確定を押すと開錠されるので荷物をボックスの中へ。内扉を閉め確定をタッチし外扉を閉めると、リアルタイムでユーザーのスマートフォンに通知が届く。

 帰宅したユーザーが荷物を取り出す時は、外扉を開けユーザー用のボタンを押しユーザーパスワードを入力。内扉を開けて荷物を取り出す。取り出された時もスマートフォンに通知が入る。

 LIXILが宅配ボックス設置意向者442名を対象に行った事前調査では、約半数が1日に複数回荷物受け取った経験があると回答。ニーズの高い複数個の荷物受取りができる仕様にした。1個目が入った状態で2個目の宅配業者が来ると、ユーザーのスマートフォンに着信が入り、通話ボタンを押すと宅配業者と直接会話することができる。ユーザー側から開錠して荷物を入れてもらう仕組み。

 また、調査では約3割が集荷や返品を宅配ボックスで行いたい意向があったことから、業界初の集荷機能を実現。発送したい荷物をユーザーがボックスに投函し内扉を閉めると集荷ボタンが点灯するのでタッチ。パネルに集荷待ちの表示が点灯し集荷依頼作業は完了。専用アプリで宅配業者用の集荷用パスワードを設定し(4000通りの組合せが可能)、宅配業者に連絡、同時に集荷パスワードも伝える。

【AJの読み】確かに便利だけれどサービスが軌道に乗るまでしばらくは様子見

 IoTを活用した受取り、集荷のシステムは利便性が高いが、宅配業者がシステムをどれほど認知しているのか、連携先の業者としか使えないのかなど未定な部分は多い。LIXILでは公募の戸建て住宅に「スマート宅配ポスト」を設置して、実証効果を検証するプロジェクトを来年以降実施するとのこと。集荷サービスを含め、宅配業者の連携先などもこれからの状態なので、すぐにすべての機能が使えるという状況ではないようだ。

 我が家も不在なことが多いが、大手宅配業者のユーザー登録を行い、在宅している日時を事前に通知して、できるだけ再配達が発生しないように心がけている。これだけでほとんど再配達は防げている状況なので、「スマート宅配ポスト」を含め、各社から発売されている宅配ボックスはしばらく様子見してからと考えている。

文/阿部 純子

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