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2018.10.11

スマホで操作できるIoT宅配ポスト「スマート宅配ポスト」は宅配業界の救世主となるか?

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

スマート&シンプルなデザインで2Lペットボトル6本入り×2ケースが入る容量

 日常品は週末にインターネットでまとめ買いをするという人が増えているが、共働き世帯の増加で、平日の日中は受け取れないというパターンも多い。2017年の宅配便個数42億個のうちおよそ2割が再配達となっており、宅配業者の人員不足や環境への負荷といった観点から社会問題になっている。

 再配達を減らすということで注目されているのが不在時でも配達できる宅配ボックス。マンションなどの集合住宅には普及しつつあるが、戸建て住宅の普及率は1%未満にとどまっている。しかし今後、宅配ボックスの市場は戸建て住宅を中心に急速に拡大すると予想され、市場予測では2023年以降は550億円と、エクステリア市場の中でフェンスと同規模になるのではないかと見込まれている。

 LIXILから10月1日に発売された戸建て住宅向けの「スマート宅配ポスト」は、スマートフォンで荷物の管理できる業界初のIoT宅配ポストで、受取り、集荷を遠隔操作でスムーズに行うことができる。

 エクステリアは温度、湿度、結露と厳しい屋外環境に置かれているが、新製品では屋外環境に適した最先端デバイスを採用し、デバイス部分にカメラユニット、タッチパネル、ワイヤレス通信を搭載。従来品の屋外カメラでは新デザインの中に入らない大きさだったため根本から見直し、電源の外付け、レイアウトの見直しでカメラの70%縮小化に成功した。

 宅配ボックスとホームユニットをワイヤレスに繋げる安定した電波環境が必要で、画像確認などの多くの情報量、距離を長くするため、1.9GHzを使ったDECT通信を採用した。宅配ポストはシールドボックスのため電波が通じにくいが、背面に電波を通す特殊なパーツとアンテナを付けて、家との到達距離70mを実現した。

 アプリケーションはスマートフォンと、家の中に設置するホームユニット(ホームネットワークシステムを使用する場合のみ)のアップデートで常に最新モデル、サービスをエンドユーザーに提供。iOS、Androidのバージョンアップにも追従する。さらにクラウドサービスで「スマート宅配ポスト」のデータをオープンな仕様として宅配業者など企業と繋がることで、さまざまな社会サービスとの連携を目指すという。

 本体は郵便ポストと一体化しつつ、全体の大きさを従来品より30%縮小化。天面部分にはアルミダイカストを採用し、従来は外側に出ていた部品をインナー蝶番などですっきりとしたデザインに仕上げている。カラーバリエーションは本体が3色とフレーム6色の18通りから選べて、夜間には光の演出も。

 ボックス部分の容量は、宅配の7~8割の荷物に該当する「120サイズ」に対応。2Lペットボトル6本入り×2ケースが入る大きさで、ゴルフバックなど特殊なサイズを除けば、ほぼカバーできる。価格は組み合わせで異なるがセット価格(インターホン除く)が、ホームネットワークシステム連動で26万6000円~、単独使用の場合は20万8100円~。

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