何でもアルミ削り出しで製作する「N2Factory」からも新製品登場!
「N2Factory」はアルミ加工が専門のファクトリーで主に「Stereo Sound STORE」で製品を販売している。オーディオへの熱い情熱から製品化不可能な参考展示品を作ってしまうこともしばしばあり、目が離せないメーカーである。
今回は何と単体ターンテーブルTechnics『SP-10mkII/III/R』専用のベースとアームベースを作成。対応製品自体が70年代の製品なので、すでに入手が困難という、超隙間需要の製品である。さらに各種のアルミ削り出し製品を展示販売してた。
自分が欲しかったので作ったとしか思えないターンテーブル用ベース。アームは4本まで取り付けられる仕様になっている。
HashimotoのMCカートリッジ用昇圧トランス専用アルミ削り出しケース。こちらも参考出品。非常に重量級のケースで高音質を予感させる。
カートリッジリッジスタンドは8000円(税込)で販売中だが、そこに刺さっているヘッドシェルが参考出品なのだ。
オルトフォンSPUタイプのヘッドシェル『D05』。これを使えばいつでもSPUを使っている気分になれるのだろうか。
対応カートリッジはDENON「DL-103」専用というマニアックな参考出品である。
こちらは販売が決まっている抵抗切替型パッシブアッテネータ『NM-30』6万円。アンバランス型で入力、出力1系統の音質最優先設計。
「N2Factory」のアッテネータは私も愛用しているが、新作はサイズが大きくなったが重くて安定感があり音も良さそうだ。この作りで6万円はハイコスパだ。
脚は3点支持でそれぞれを接続するスタビライザーのようなパーツで一体化されている。
ステレオサウンドブースでは、重量盤のアナログレコードや、DACやヘッドフォンアンプなどが販売されていた。一部の製品は40%OFFなど非常にお買い得なものもあった。
今回の目玉は9月28日に発売されたばかりの尾崎亜美のSACD/CDハイブリッド版、「HOT BABY」と「POINTS-2」。ハイブリッド版なので普通のCDプレーヤーでも再生できるのがミソだ。
写真・文/ゴン川野