【3:30経過】
ナッツ全体にキャラメルが絡み、光沢、濃度が出れば火から下ろし、クッキングシートの上に広げて冷まします。
★POINT
手で触れる程度に冷めれば、ナッツどうしを手で離しておきましょう。このまま固まるとナッツが全てひっついて団子になってしまうので注意です。
出来たものを皿に盛って完成です!
【5:00経過】
いかがでしょうか。まずは甘~い香りが心を躍らせてくれます。そして、食べた時の幸福感もひとしお。三温糖のコクのある甘さにハチミツの風味がとても美味しく、カリッと噛んだ時に広がるナッツの味が飲酒欲を煽ってくれます。甘いんだけど酒が欲しくなる。そんな一品です。今回はシブく、ウイスキーが相性いいのではないでしょうか。ちょっと強めにストレートかロックでチビチビと。いや~、夜が待ち遠しくなりますね! それでは今宵も、どうぞ良いお酒を!
『お料理うんちくツイート』~グラニュー糖、上白糖、三温糖の違い~
グラニュー糖、上白糖、三温糖の違いは製造方法の違いにある。とはいえ、原料は同じサトウキビやテンサイで、不純物を取り除いて加熱精製されるまでは同じ工程。まず最初に出来上がるのがグラニュー糖。そのグラニュー糖に転化糖(ショ糖を果糖とブドウ糖に加水分解したもの)を加えて仕上げられるのが上白糖。上白糖を作った際に出る糖蜜をさらに数回加熱して仕上げられるのが三温糖である。上白糖に比べて三温糖は何回も追加加熱されるためにキャラメル化し色がつくのだ。糖度はそれぞれほぼ同じである。グラニュー糖はシンプルな甘味で飲み物やケーキ作りに向いている。上白糖はしっとりしているので一般的に料理向き。三温糖は雑味が混じっている分コクを感じられるので、風味を追加したい煮物などに向く。「甘さだけを加えたい→風味も加えたい」という見方で「グラニュー糖<上白糖<三温糖」と使い分ければいいのだ。
文/ムッシュ・フジタ