DIME MAGAZINE
Report02
続いて定番のカップリングコンデンサーを交換してみよう。パワーアンプの定番と言えばオイルコンである。SUNVALLEYはオプションパーツとしてJENSENの銅箔オイルペーパーコンデンサーを販売している。300Bシングルで良い結果が得られたので、今回もJENSENを使うことに決定。無極性のなので方向性はないのだが、JENSENはケースに黒い線がある方が前段プレート側で、線がない方が後段グリッド側の指定がある。ペーパーの巻きはじめと巻き終わりを示しているらしい。逆向きにすると音質が変わるので、気になる人は両方向の接続を試してみてはいかがだろう。
交換は部品のハンダ付けより、ノーマル部品を外す方が面倒なので、交換前提ならキット注文時にカップリングコンデンサーも注文して、最初から取り付けた方が楽である。
0.22μFが4個と0.47μFが2個で合計2万4800円とかなり高価だが、真空管を交換することを考えれば安上がりかも。黄金色に輝いているのは塗装ではなくオレンジ色のフィルムが被せてあるからだ。インパクトは抜群だ。
緑色のフィルムコンデンサーがノーマル部品である。小型なのでハンダ付けはカンタン。
JENSENは大型で重いのでどこに配置するか決めてからリード線をカットする。上の2個は重いので結局シャーシにホットメルト接着剤で固定した。
画像では分かりにくいがリード線には熱伸縮チューブを被せて絶縁してある。
最新号
