女性にとって、子宮は特別重要な器官であり、子どもを授かり育むことはもちろん、生理を司ることなど、大きな役割を果たしている。
そして昔から、その心身への影響力は大きいといわれており、「女性は子宮で考える」という言葉があるほどだ。家計のやりくりや貯金術など、暮らしのお金にまつわる情報を配信する「家計の時間」が以前、「子宮と女性の心と体」に関するアンケート調査を実施したところ、20代以上の既婚女性487名を対象としたもので、普段の生活の中で「子宮」が女性の心身にどれくらい影響を及ぼしているのかが見えてきた。
また、一般的に「女性は子宮(直感や本能)でパートナーを選ぶ」といわれるが、その実態も明らかになった。
98%の女性が「心と体が子宮の影響を受けている」と回答。TOP3は「体調」「気分」「肌の状態」
実際、調査結果では98%以上もの女性が、心や体が何らかの形で子宮の影響を受けていると実感していることが分かった。
「子宮が女性の心や体に影響を及ぼしていると思うものは?」の問いに対し、最も多かったのは、「体調の良し悪し」で90.3%、次いで「気分の良し悪し」72.3%、「肌の状態」69.2%と続く。他にも3割以上の女性が、「食欲」や「やる気」、「睡眠時間」、「恋愛」に子宮が影響すると回答しており、心身共に、女性はあらゆる面で子宮から強い影響を受けていることが判明した。
自由回答では、「生理前後はイライラしたり、涙が出たり、気分の浮き沈みが激しい」「食欲が増したり、異常な眠気とだるさに襲われたりする」「排卵日は、気になる人に大胆になる」「好きな人を見たとき、子宮がキューっとなる」「子宮を温めるようにしたら、体調だけでなく人生も上手くいくようになった」など、子宮の影響の大きさがわかるものが多く寄せられた。
実際「パートナーを子宮で選んだ女性」は約3割強にとどまる
中でも、「恋愛や結婚のパートナー選びにも影響がある」と答えた人が54.2%と半数を超えていたのは注目だ。自由回答でも、「頭では辞めた方が良いと思う男性でも、本能的に魅力を感じてしまうことがあった」「本能で人付き合いの良し悪しを決めている気がする」など、子宮は女性の本能とつながっている、と考える女性が多いことが分かる。
しかし実際のところ、多くの女性たちは本能だけで選んでいるわけではないようだ。前述のように半数以上が「恋愛や結婚のパートナー選びにも影響がある」と答えているのに対し、「今のパートナーは子宮(女性の本能)で選んだと思いますか?」の問いに「はい」と答えたのは35.9%にとどまった。必ずしも本能のみでパートナーを選ぶわけではなく、理性的に相手を選ぶ側面が見えた結果だといえるだろう。