昨今、米国で緑茶を飲む習慣が広がっている。そのような中、有名企業で働く優秀な人材たちは、率先して緑茶を活用しているという。例えば、著名な大企業をはじめとして、先端技術を担うベンチャー企業が集う、サンフランシスコやシリコンバレーでは福利厚生の一環として社員に飲料や食料を無償提供しているケースが多いそうだ。
そのような中、「Pokémon GO(ポケモンGO)」の開発で有名になったテクノロジーカンパニーのナイアンティッナイアンティック社ク社でも社員の健康促進をねらいとして、日本ブランドの緑茶が浸透しているという。
今回はナイアンティック社が取り入れている緑茶のメーカー伊藤園が実施したインタビューから、彼らの緑茶活用法を紹介しよう。
ナイアンティック社の社員は緑茶をどう活用している?
シリコンバレーに緑茶を浸透させたことで知られる、伊藤園マーケティング本部・広告宣伝部の角野賢一氏によると、ナイアンティック社のオフィスでは、多くの社員に緑茶のペットボトル飲料「お~いお茶」が人気だそうだ。週明けに補充しても週末には在庫が切れてしまうことがよく起きるほど。また社員によると、Google社やTwitter社でも「お~いお茶」が提供されており、シリコンバレーのオフィスに緑茶は欠かせない存在になっているという。
ナイアンティック社の社員たちはペットボトルの緑茶を日々のワークに大いに活かしているという。その活かし方を社員インタビューから探ってみよう。
●ペットボトルの緑茶飲料はいつ飲んでいるのか?
「午前中が多いですね。10時ごろ。ダレてきたときに飲みます。食事のときにも飲みます。食べ物との相性が良いので。そして午後にもう一回。」
「朝いちばんに飲むことが多いですね。オフィスに着いて最初に飲みます。食事のとき、それに夜も飲みますね。一日を通して飲みます。仕事中、会議の前など、冷蔵庫から1本出して、それから会議に出ます。」
●ペットボトルの緑茶飲料はどんな存在か?
「頭がスッキリしますね。気持ちも穏やかになります。それで飲んでいます。すごく重要なコードや文書を書いているとき、これを飲むと落ち着いて取り組むことができます。」
「いわゆるエネルギードリンクと違ってお砂糖が入っていません。エネルギードリンクは効果が切れた途端、ぐったりするのですが、お茶は無糖なので、そういったエネルギー切れを起こしません。カフェインの効果が緩やかに持続します。無糖なので健康にいいと思います。一日中飲んでも大丈夫。それに美味しいし。」
「集中力を高めてくれて、仕事がはかどるような気がします。気力が湧いて、頭の中がすっきりします。仕事の効率がよくなりますね。オフィスが3日間、伊藤園を切らしたことがあったのですが、その間仕事をする気力がありませんでした。再び入って来たときは嬉しかったですね。やっと仕事にとりかかることができました。」
●なぜオフィスに「お~いお茶」を置いているのか?
「スタッフに大人気なので、オフィスで置くようにしているのですが。なんで好きかというと、これは、うちの掲げている目標の一つがITを使った健康促進であることと関係があるのではないかと思います。私を含めて多くのスタッフは、心地よい気分にさせてくれるのでこれを飲んでいます。健康なライフスタイルの一部ですね」
「人生すべてに通じることなのですが、丁寧に作られた、品質の高い製品で身を固めることによるプラス効果が色々とあります。よりクリエイティブな仕事とテクノロジーの開発。それは丁寧なモノ作りにつながると思います。それに加えて、健康への意識向上、遊びの要素も入ってくると思います」