iPhoneで最新iOS 12へとアップデートする方法と注意点

　スマートフォンの中でも、日本で全出荷台数の約半分ほどのシェアを誇っているのがAppleのiPhoneです。

　2018年９月には、美しいデザインでハイスペックな新機種の、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRが発表されました。

　そんな大人気のiPhoneですが、セキュリティの向上や機能の強化は、日々行われており、このたび、最新のOS（スマートフォンの操作・運用・運転のために、ソフトウェアの中でも基本的、中核的位置づけとなるシステムソフトウェア）のバージョンが登場しました。それがiOS 12です。

iPhoneがアップデートできない？　使っているiPhoneは対応可能？

　iOS 12を導入すると、カメラの起動やキーボードでの入力など、あらゆる操作が一段と速く、反応が良くなります。

　例えば、カメラへのスワイプは従来比最大で70％も高速化でき、キーボードの表示は最大50％の高速化。アプリケーションの起動は、なんと今までより２倍の速さとなります。

　さらに、FaceTimeで同時に32人通話ができたり（この秋登場）、ミー文字（アニ文字）を作れたり、AR（拡張現実）が体験できたりと、おもしろ機能が盛りだくさん。

　お子様のスマホをきっちり管理したい人のために、アプリケーションやウェブサイトの閲覧時間を管理可能な、「スクリーンタイム」機能も充実しているので、子どもをインターネットの魔の手から守りたい親の身にとっては、ありがたいことこの上ないです。

　画期的な最新OSのiOS 12ですが、いざ最新OSにアップデートを行おう、と喜びいさんでも、どう頑張ってもアップデートできないケースがままあります。そんな時、一体どうすれば良いのでしょうか……？

　最新iOS 12へ、いっこうにアップデートすることができないとイライラする人はよくいます。せっかくiPhoneを持っているんですから、最新の機能を今すぐ利用したいですよネ！
　……でも、ちょっと待ってください。iOS 12は、全てのiPhone、iPadで使えるわけではありません。

iOS 12へのアップデート前に確認したい対象機種

　以下のリストに入っていないiPhoneやiPadは、残念ながら、iOS 12へのアップデートはあきらめましょう。

　個人的には、不朽の名機で中古価格もお安くてお財布にやさしい、子どもにオモチャとして与えるのに最適な、iPhone ５sがiOS 12にまだアップデートできるのは、実に喜ばしいですね！

iPhone

iPhone XS/XS Max

iPhone XR

Phone X

iPhone ８/８ Plus

iPhone ７/７ Plus

iPhone ６s/６s Plus

iPhone ６/６ Plus

iPhone SE

iPhone ５s

iPad

12.9インチ iPad Pro（第２世代）

12.9インチ iPad Pro（第１世代）

10.5インチ iPad Pro

9.7インチ iPad Pro

iPad（第６世代）

Pad（第５世代）

iPad Air ２

Pad Air

iPad mini ４

iPad mini ３

iPad mini ２

iPod

iPod touch（第６世代）

　対応機種に相当しても、残念ながらiOS 12へアップデートをするためのハードルは、まだあります。

iOS 12へのアップデート前に確認したいストレージの空き容量

　いくら、iOS 12に対応しているiPhoneを持っていたとしても、新しいOSをインストールするには、それ相応のメモリの空き容量が必要です。

　少なくとも、だいたい１～２GB程度は空きが必要ではないか、といわれています。そうでなくてもギリギリの容量でアップデートを行った場合、どんな不測の事態がおこるか分かりません。

iPhoneをiOS 12へアップデートする前に行いたいバックアップ

　できれば、iOS 12へのアップデートを行う前に、iTunesで、iPhoneのデータを全てバックアップしておいてから、不要なアプリや画像、動画、メールはこの際一気にできるだけ断捨離（だんしゃり。不要な物を減らす）し、リフレッシュしたiPhoneで心置きなく最新のOSにアップデートしちゃいましょう！