笑顔が上手い人と下手な人の違いとは？

笑顔が上手い人の特徴

笑顔を職場で実践するなら、ぜひ笑顔が上手い人になりたいもの。コツを知る前に、まずは笑顔が上手い人の笑顔の特徴を押さえておこう。

「先ほども述べたように、笑顔が上手い人は、1.口角が自然に上がっている。2.瞳が優しい。3.タイミングがいい、という特徴を持っています。タイミングというのは、笑顔を作るタイミングのこと。例えば誰かと目が合う少し前から微笑みを浮かべていると、わざとらしくなく、いつも笑顔の人である印象を与えます。また、少し歯を見せることで、偽りのない誠実さを伴う印象を与えます。普段から、思いやりや感謝にあふれている人も笑顔が上手です」

笑顔が下手な人へ贈る！笑顔が上手くなる2つのアプローチ

笑顔が下手な人はどうすれば上手くなるのか。よろずさんによると、ポイントは「フィジカル」と「メンタル」の2つからアプローチすることにあるという。

●フィジカル

「普段使わない表情筋を鍛えること。これにより、引きつることもなく笑顔が作れるようになります。割り箸を使って口角を上げるトレーニングが、一番有名で、簡単に始められます。頬を上げることで自然に優しい顔になります。目元の筋肉も忘れずに意識して動かして鍛えましょう」

●メンタル

「『笑顔は嘘っぽい』『作り笑顔に嫌悪感がある』と思われる方もいらっしゃいます。そんな人は、メンタル的になかなか笑顔ができないこともあるでしょう。そういうときには、笑顔でいることで、生じるプラス面をリサーチしたり、幸せだから笑顔になるのではなく、“笑顔だから幸せになる”という気持ちで笑顔をつくってみたりすることを勧めています」

笑顔は何気ない表情の一つ。業務には何の支障も出ないように思える。しかし、意外とコミュニケーションには大きく影響しているものだ。ぜひ笑顔の上手い、達人を目指してみてはいかがだろうか。

【取材協力】
笑顔推進アドバイザー　よろずめぐみさん
マナー講師・ICA国際コーチ協会認定プロコーチ
笑顔から生まれる幸せの好循環を伝える。「あなたが笑顔だと家族も職場もみんな幸せ」を理念に企業研修・コーチングを行い好評を得ている。
https://ameblo.jp/megumi-grace1/

取材・文／石原亜香利