刑事というとスーツ姿で迫力があり、服装には気を遣っているように見える。実際、服装や髪型の規制はあるのだろうか? 元刑事で現在は経営コンサルタントをしている森透匡氏に、刑事の服装についての素朴な疑問を聞いてみた。
刑事はなぜスーツ?
そもそも、なぜ刑事はスーツ姿で仕事をするのか。
「制服だと相手に警察というのがバレて捜査しにくいからです」
理由は単純なことだった。ところで刑事は通勤中もスーツなのだろうか?
「多くの場合、通勤中もスーツですが、所属によってはさまざまです。捜査上必要であればジーパンなどで出勤する者もいます」
刑事は茶髪OK?
続いて髪の色や髪型についての素朴な疑問。刑事は茶髪OKなのだろうか?
「基本はダメです。ただ、OKの部署もあります。捜査上必要で上司の許可が得られたら、の限定付きですが」
刑事の髪型には何か規制があるのだろうか?
「『警察官らしく』が基本ですので、長髪はいません。ただヤクザ担当にはパンチパーマや髭を生やしている者もいます。これもあくまで捜査上必要と考えられるため、許されています」
刑事は、基本的に服装や髪型は警察官としてのわきまえが必要であるようだ。時々、変わった見た目の刑事もいるが、また捜査上、必要であれば許されているようだ。