自分の意見の効果的な言い方
自分の意見を持っても、やみくもに発言していてはせっかくのメリットも得られない。自分の意見の効果的な言い方をみやた氏に教えてもらった。
1.結論から伝える
「仕事上のコミュニケーションではわかりやすさが最優先です。結論を先延ばしにすれば『結局、何が言いたいの?』と相手をイラつかせてしまいます。まずは結論を伝え、その理由や根拠を示すデータは後から付け加えるよう心がけましょう」
2.ネガティブな意見ばかり言わない
「『失敗する可能性も高いですよね』『その方法じゃ無理だと思います』など、後ろ向きな意見ばかりでは相手も疲れてしまいます。もちろんリスクを考えることも必要ですが、発言するなら、チームが活性化するような前向きな意見を言いたいものですよね。ネガティブな意見を言いたくなったら、そのあとにポジティブな意見を付け足しましょう。『こうしたら上手くいくかも』『逆にこんな方法はどうでしょう』など。新しい可能性を生み出すことができれば、周りがあなたを見る目も変わるかもしれません」
自分の意見を持つことは、ビジネスに役立つ。当たり前のことだが、それを理解していないことも多いものだ。自分の意見を持ちたいと思ったなら、ぜひ日々の心得と言い方をヒントに取り組んでみよう。
【取材協力】
みやたさとし氏
人とまともに会話できないほどの口下手が原因でニートとなった過去を持つ。その後、本格的にコミュニケーションの研究をはじめ、話し方教室『ハナサク会話堂』を設立。自身の経験を元に考案した「内向的な性格そのままでも人並みの雑談力を手に入れる」がコンセプトの講座を開催中。
https://hanasaku-kaiwa.com
取材・文/石原亜香利