失言の後の対処法まとめ
失言全般への対処法として、次のようにまとめられる。
●失言の対処は状況に応じて3つ
1.笑って切り抜ける
2.しっかり謝る
3.サラッと話を続ける
●失言の影響を最小限に留めるために普段から気をつけること
1.周囲としっかりとコミュニケーションをとっておく
2.言う前に一拍置く。深呼吸。
3.客観的に会話を観察
また、特に自分には失言が多いと感じている人に対して、尾形さんは次のことを勧める。ぜひ日々の何気ない社内コミュニケーションの中で意識してみよう。
「自分と相手の二人だけの会話では、失言を少なくするため、ゆっくり話を進めること。数人での会話の場合は、自分が率先して話すのではなく、誰かが話すのを待って様子を見るのもいいです。他人同士の会話を観察して、『相手の反応』や『もし自分だったら』と客観的に捉えて練習するのもおすすめです。
失言には『本音が含まれている』と誰もが知っています。失言が続くとあなたの評価はどんどん下がることに。今日から意識してみましょう」
【取材協力】
尾形圭子さん
戦略的マナー講師/キャリアコンサルタント/僧侶
株式会社ヒューマンディスカバリー社長。異色の経歴を持ち、現場感覚を活かした実践的な研修には定評がある。著書は『一生使える電話のマナー』(大和出版)など30冊を超える。
http://hdi-consul.com/
取材・文/石原亜香利