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2018.09.08

Osaka Metroなのに地下鉄ではない異色路線!?南港ポートタウン線の楽しみ方

Osaka Metroでは唯一、「地下鉄」ではない路線がある。それは南港ポートタウン線。大阪市交通局時代に開業してから37年、車両も第3世代の200系が主力となり、今日も元気に快走する。

国内2例目の新交通システムで開業

南港ポートタウン線が建設されるきっかけとなったのは、大阪市が開発を進めた地域のアクセス輸送だ。大阪湾を埋め立てて造成した940ヘクタールの広大な地域は、西日本の物流拠点、港湾施設のほか、人口4万人のポートタウンを形成した。

その交通機関が検討されると、地下鉄では「大き過ぎ」、路線バスでは「小さ過ぎ」という意見があり、それらの中間に位置づけられる中量交通機関で話がまとまった。

中量交通機関として路面電車の案もあったが、大阪市交通局ではすでに全廃しており、仮に復活しても自動車交通のさまたげとなってしまう。議論の末、全線を高架(現在は後述の延伸により地下区間が存在する)にすることで、鉄道と道路の立体交差化を図る新交通システムに落ち着いた(新交通システムの概要については省略)。

南港ポートタウン線の始発駅、住之江公園は四つ橋線に接続。

1981年3月16日に住之江公園―中ふ頭間が開業。南港ポートタウン線は開業当初からホームドアが設置されたほか、コンピューター制御による自動運転を実施(のちに乗務員なしの無人運転に踏み切った)。最近、「JR東日本は山手線や東北新幹線で、ドライバーレス運転を検討」という報道がなされていたが、“未来の電車”は昭和の時代に実用化されていたのだ。

その後、大阪港トランスポートシステムの手により、1997年12月18日に中ふ頭―コスモスクエア間が開業。コスモスクエアで同社の中央線直通電車に乗り換えられるようになった。

しかし、2つの鉄道事業者をまたぐため、割高感のある運賃が大きく影響し、2005年7月1日から運行業務を大阪市交通局に移管。運賃値下げにより、利用客が増加したほか、例えば四つ橋線が運転見合わせになった際、中央線で迂回できるので、利便性が大幅に向上された。

蛇足ながら、エンジョイエコカード(1日乗車券)なら、住之江公園(南港ポートタウン線)⇔コスモスクエア(中央線)⇔本町(四つ橋線)⇔住之江公園という、“「環状乗車」という名の遊び”ができるようになった。

これからの南港ポートタウン線を彩る200系

引退迫る100A系。

南港ポートタウン線の第1世代車両は100系で、2002年3月で引退し、先頭車1両が緑木検車場で静態保存されている。第2世代車両の100A系は1991年に登場し、ステンレス車体を採用した。のちに大阪港トランスポートシステムOTS100系も登場したが、前述の運行移管に伴い、100A系に編入された。

200系は“どんなときも明るく元気な車両”に仕上がった。

そして、100A系の置き換え用として、2015年10月に200系が登場し、2016年6月29日から営業運転を開始した。

100A系に比べると、大胆なデザインが特徴。

先頭車の前面デザインは「笑顔で南港のまちを元気に走り回る子ども」をイメージしており、連結器右隣の小さな穴をエクボに見立てた“童顔”の車両だ。

エクステリアのカラーリングは、ブルー、ピンク、レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、パープル、ゴールドを用いている。ゴールドは“Osaka Metro発足記念車両”という位置づけで、1編成のみ在籍するが、ほかは2編成以上の投入を予定している。また、第17編成は大阪総合デザイン専門学校がデザインのラッピング車両となった。

インテリアは南港ポートタウンの自然を表現。

2種類のLCD。

インテリアの1・2号車は公園のグリーン、3・4号車は桜のピンクを基調としたセミクロスシートだ。乗降用ドア上にはLCD式の旅客情報案内装置が設けられたほか、ドアチャイムも地下鉄車両と同じ、開用と閉用のチャイムが鳴動する。また、車両の妻壁には大型のLCDを設置し、南港や車両の情報を発信し、その魅力を乗客に伝えてゆく。

なお、ゴールド編成は稲穂のイラストや刺繍が散りばめられており、“ささやかな特別仕様車”といったところである。

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