少し前からやたら目にするようになった「ひたすら氷を喰らう動画」。真っ赤なおちょぼ口に様々な色や形の氷を頬張り、バリバリボリボリ噛み砕く“音”を視聴者に聞かせるだけの、ただそれだけの動画。みなさま、お見かけしたことありますか?
中国版版のVineという位置付けにあるアプリ「Kwai」に「Chi bing」(=「氷食」)とハッシュタグを付けられて投稿されてから、インスタグラムでシェアされ世界中が知ることとなり、ひいては筆者の目にも止まるようになりました。※上顎が傷つきそうな映像が続きます。
Credit-guaj boya
氷に飽きてくると、ひたすら何かを喰らうだけの動画へと移行。
咀嚼音だけを聞かせられるという「だれ得」な動画であります。食事中の音は、国によってはマナー違反だったりしますが、投稿している大半は中国系・韓国系の若者なので察するものが。筆者の韓国人の友人も咀嚼音が煩かったです。
ASMRという新トレンドに発展
ASMR : Autonomous Sensory Meridian Response とは、人が聴覚や視覚への刺激によって感じる、心地良い、頭がゾワゾワするといった反応・感覚。ー出典 wiki
今世界中が夢中になっているのは、耳からのASMR体験。囁きや吐息の音、炭酸水の弾ける音や本のページを捲る音など、日常に溢れる耳に快感を与える音を配信し、リスナーはリラックス効果を得たり寝つきを良くしたりする目的で聞き入るわけであります。
こちら、2010年にネットで検索し始められた造語で、その頃から細々と存在していたようです。上記した「氷食い動画」は元々ASMR目的ではありませんでしたが、本格的なASMRが検知される発端になったのは明確。ASMR動画は今ではYoutube上に7百万以上アップされ、YoutuberならぬASMRist なる職人も出てきています。
百聞は一見にしかず!ということで、手始めに“ちゃんとした”ASMR動画をどうぞ。※ぜひイヤホンかヘッドホンを着用して聞いてみてください!!
Credit-arms zeitgeist
始めは嫌悪に近い鳥肌が立った筆者ですが、後半ガッツリ眠くなりました。Beats Solo 3 のヘッドホンで聞いてしまったせいか、もう仕事にならず。編集部で船を漕ぐことに。
これは王道というか、平和的で趣旨通りのASMR。しかし、少々何といいますか、いかがわしいものもたっぷり存在しておりまして。ギリギリアウトではないものを紹介します。