テザリングもできる超小型携帯「NichePhone S 4G」がガラケー回帰のトレンドを生む!?

テンキーの操作性は？

テンキーを操作して発信。音声通話したところ、通話品質には何も問題はなかった。

日本語入力の予測変換機能。

電話帳はSIMカードからのインポートが可能。

テザリングボタンを押して、決定ボタンを押せば、テザリングがオンになる。

テザリングオン時は、電池アイコンの左にWi-Fiテザリングのマークが表示される。

テンキーの「5」を長押しすると、ボイスレコーダーの録音が開始される。とっさに録音したい状況でも使えるだろう。

「NichePhone S 4G」の意義は、ガラケー機能特化と軽さにある。音楽再生やボイスレコーダーの機能を持つとはいえ、基本は通話がメインの電話機として使用されるだろうし、それを目的として購入されると思われる。

　スマホの普及により、あえてアプリなどを使用しない、できないことを必要とするシーンも生まれてきている。たとえば、子供に使わせる電話機では多くの保護者はゲームでの遊びすぎやSNSによる被害を防ぎたいと思っている。また、工場や研究機関などでは、機密漏洩を防止のためにカメラを搭載しない電話機のみ持ち込みを許可している所も多い。また、電話回線を2本以上持っているユーザー、プライベートと仕事の電話番号を分けているような人がサブ端末として使用することも想定されている。

　さらに、純粋に小型・軽量という端末の魅力で買われるマニア層も一定の人数いそうだ。スマホばかり触っていて自分でも嫌になる、そんな人は、休日や夜間など、スマホからこちらにSIMを差し替えて生活してみるのも、また良いのではないだろうか。

　販売は家電量販店とネットがメイン。コジマ、ソフマップ、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、Amazon、IIJなどでの販売が決まっている。価格は1万2800円（税抜）。

文／小口 覺