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NHK朝ドラ「半分、青い。」にちなんで生まれた「半分、白い。」の正体は?

2018.09.06

味はどうだろうか? 揚げ玉のシンプルなかけうどんにして食べてみた。

「もしかして、今流行中のミント味だったりして」と一瞬思ったが、麺の青みは、植物由来のクチナシ青で味はしない。ふだん食べているうどんと違い、うたい文句どおり麺のコシが強く、なめらかで上品な味わいだ。

高木製麺工場の専務取締役である髙木典一さんによれば、「取引先と何か変わった商品はないかと話している時に、『半分、青い。』の話になったのがきっかけ」で、この商品を開発することになったという。

同社は以前、お祝い用に紅白の麺を創ったことがあり、その際の経験を活かせば「半分、白い。」も創れると判断。

しかし、いざ原料を調達しようとした際に、食品にあまり向かない「青」の着色料は、ほとんどないことを知る。既に取引のある仕入れ先やネットなどをあたって、青い着色料を探し出し、幾つか取り寄せた中から、吟味をして選んだという。また、着色料が決まっても、「どれだけ使用すれば、どのような色になるのかが全く分かりません。そこで少しずつ入れて行き色の調整をしました」と、開発の苦労は想像以上のものがあった。結局、開発着手から販売に至るまで2か月以上を要して、「半分、白い。」が誕生した。

老舗が試行錯誤の末に生んだこの製品。「半分、青い。」ファンでなくとも、賞味する価値はある。

文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)

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