■連載/阿部純子のトレンド探検隊
日本初の脇をメディアにした「ワキノ広告社」のモデルオーディション
脇はニオイ、ムダ毛の手入れ、黒ずみと悩みの多い部位。あまり見せたくない脇をいかに見せていくかを考え、「日本のワキをワクワクさせたい」をコンセプトに今年の3月に立ち上げたのが、日本初の脇をメディアにした「ワキノ広告社」。
ワキノ広告社は、リベルタが販売する女性特有のニッチな悩みに対応したパーツケアブランド「himecoto」の主力商品「白ワキ姫」のプロモーションの一環として発足したプロジェクト。「白ワキ姫」は、黒ずみの原因である古い角質と皮脂汚れをピーリングでケアして、メーキャップ効果によるホワイトコーティングで美ワキへ導くケア商品。塗って30秒でケアできる手軽さも受けて、累計販売個数80万個を突破した隠れたヒット商品だ。
ワキノ広告社初の「ワキ広告」掲載企業は聖心美容クリニック。脇を露出する機会の多い夏の季節に、冷やし中華風のタトゥーシールを実際の女性の脇に貼って、ワキ脱毛の広告として掲載した。
ワキノ広告社では、脇に直接貼ってつり革につかまった時にちらりと見せたり、Tシャツに貼ることもできるタトゥーシール広告は維持しつつ、新たなる広告手段として手描きのワキアートを広告にする「ペイントアートアド」も展開することに。
これらの広告で脇をアピールするモデルを募るため、「ワキノ広告社モデル公開オーディション」を実施した。奇想天外のオーディションには、モデルやアイドルユニット、女子大生、お笑い芸人など10名が集まった。
オーディション会場では、非日常アートをテーマにリアルなものを描くニューヨーク在住のアーティスト・チョーヒカルさんを招いて、最初にワキ広告を出稿した聖心美容クリニックの広告を描くワキアートパフォーマンスも行われた。