小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

23年目にして初対談!及川眠子×高橋洋子が語るエヴァの主題歌「残酷な天使のテーゼ」の生まれた瞬間

2018.08.25PR

『残酷な天使のテーゼ』『魂のルフラン』――今も歌い継がれる名曲を作詞した作詞家の及川眠子さんと、その曲を歌った歌手の高橋洋子さんが、メディアでは初となる対談を行なった。友人であるお二人ならではのリラックスした雰囲気の中、『新世紀エヴァンゲリオン』にまつわるエピソードからスタート!

及川眠子さん
おいかわ・ねこ 作詞家。1960年、和歌山県生まれ。1985年『パッシング・スルー』で、ミニカマスコットソングコンテスト最優秀賞を受賞、作詞家となる。Wink、CoCo、やしきたかじん、大地真央など幅広いジャンルのアーティストに詞を提供するヒットメーカー。直近では、こぶしファクトリー『ナセバナル』、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』OPテーマ『Fighting Gold』の作詞を担当している。

高橋洋子さん
たかはし・ようこ 歌手。1966年、東京都生まれ。久保田利伸、今井美樹、松任谷由実などのバックコーラスやスタジオミュージシャンを経て、1991年『P.S. I miss you』で本格的にソロ歌手としてデビュー。圧倒的な歌唱力でポップスからジャズ、アニメソングなどジャンルを超えて歌う。2018年6月、ダブルA面シングルとして『残酷な天使のテーゼ/魂のルフラン』をリリース。現在ワールドツアー中。

数々の偶然が重なった『残酷な天使のテーゼ』

及川:『残酷な天使のテーゼ』は、お互い「通りすがり」にもらった仕事なのよね。

高橋:そうなんですよね(笑)。

及川:別の作詞家に依頼することが決まっていたらしいんだけど、私のマネージャーが別の仕事でキングレコードへ行ったときに、たまたまプロデューサーの大月俊倫さんと会って、「あ、じゃあ眠子さんにお願いしようかな」と依頼されたもの。

高橋:すごいですよね、それで決まるって!

及川:そのときにアニメのぶ厚い企画書と未完成の2話分のビデオをもらって、どちらもサッと見たくらいで。それで誰が歌うのか聞いたら「高橋洋子です」というので、大人の女性歌手である洋子ちゃんが14歳の気持ちを歌うのは変だなと思って、視点を「お母さん」「年上の女性」にして詞を書いたんです。

高橋:私はアメリカ留学から帰ってきたところで全然仕事がなくて。それでお世話になっていた作曲家の大森俊之さんに連絡したら、『新世紀エヴァンゲリオン』のエンディングテーマ『FLY ME TO THE MOON』を色んな人が歌う企画をやっているから、所属しているレコード会社がOKなら歌いなよ、と誘われたんです。それで会社にOKをもらって現場へ行ったら、大月さんが「じゃあ主題歌も歌えば?」って。たぶん周りは「え!」とビックリしたと思いますよ(笑)。

及川:曲もそうだったんだよね。

高橋:大森さんが「デモテープをいくつか聞かされて選んだ」って言ってましたね。

及川:そうそう、大月さんから「大森くん、どれが好き?」って聞かれて、「これかな?」「じゃあそれにしよう」と決まって、そうしたら及川さんが通りすがった、じゃあお願い、洋子ちゃんが歌える、じゃあ歌えば、って(笑)。でも洋子ちゃんは歌う前、絵も内容も知らなかったんだよね?

高橋:そうなんです。ただ大森さんから「すごい内容のアニメらしいよ」とは聞いていて。そしたら眠子さんから詞がきて、「天使が残酷なんだ!」と思ったんですよ(笑)。

及川:とは言っても、私だって『新世紀エヴァンゲリオン』は未完成の2話をサッとしか見てなくて、その後『魂のルフラン』と『心よ原始に戻れ』を書くときに、大月さんからデモテープとビデオテープを渡されて「これを見て、思いついたことを書いて」と言われて、青い髪の女の子が1回死んで生き返る回しか見てないの(笑)。洋子ちゃんは『エヴァ』見てるの?

高橋:全部見てます! TV版から新劇場版まで。もー眠子さん、3話過ぎてからが、なお面白いのに!

及川:そうなの?

高橋:私はそこからハマって、全部見たんですよ。リアルタイムでも見てましたし、ブルーレイでも何回も見返してます。あとはAbemaの放送も。ソフト持ってるのに見ちゃうんですよねぇ。ネットの放送で面白いのはコメントが出ること。みんなどう思ってるんだろうというのもわかるし、謎な部分も「ああ、そういうことなんだ」という体験もあるんですよ。

及川:私は未だに、誰と誰が戦ってるのかもわからないの(笑)。

高橋:だから今回『新幹線変形ロボ シンカリオン』でエヴァとコラボしたエピソードが放送されたことはエヴァファンとして嬉しいし、私が歌った『残酷な天使のテーゼ』が使われたのも嬉しかった!

及川:私は『シンカリオン』もよくわかってなくて(笑)。でも「及川眠子」でサーチすると「#シンカリオン」というハッシュタグが出てきて、なんだろうって思ってたんだけど。

高橋:新幹線が大好きな主人公の男の子が、ロボットになる新幹線で戦うアニメなんですよ。そこに碇シンジ、綾波レイ、惣流・アスカ・ラングレーたちが出てきたんです。エヴァファンとしては、どんな形でもいいから新しい絵で動く彼らに会いたい、っていう気持ちがあるんです。それが『シンカリオン』で叶って、しかも夢がある設定になっていたし、小さい子たちが見ても「わあっ」ってなるストーリーで、すごくよかったです。しかも私の歌が流れているのが光栄で……なんだったら私も『シンカリオン』出たいな、って思いましたよ(笑)。

人気アニメ「シンカリオン」と「エヴァンゲリオン」という2大アニメのコラボを記念して、DIMEが『シンカリオン 500 TYPE EVA』のオリジナルクリアファイルを制作! 誌面でも「シンカリオン×エヴァンゲリオン  奇跡の2大アニメコラボに学ぶ『神回』のつくり方」を掲載と、サービス、サービス!!

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。