たかがイラスト、されどイラスト!変化は些細なところから
PETAの代表代理であるReimen氏は「アニマルクラッカーの新しいパッケージは、サーカスのために野生動物たちをゲージに閉じ込める事や、鎖に繋げておくことを社会はもう黙ってない、という事を反映している。」と話している。たかが一商品のパッケージだが、社会の動物に対する見方や考え方を改革するのに大きな一歩であるのだ。
この変化に対してネット上では「PETAよくやった!ナビスコありがとう」と賞賛する声が相次いだ。
DIMEのよみ
悲しいことに、動物愛護団体にしろ、動物愛護的な思想をしていると何処か白い目で見られる日本。確かに諸外国のそうした団体は常識から逸脱した言動をする場合も多々あり、そのせいで印象が悪いのかもしれない。昔、ビヨンセの着る毛皮に片栗粉だったか生卵だったかを投げつけたのは、動物愛護団体の人物だったし。ともかく、動物愛護的思想=偽善者とのレッテルを貼られる我が国では、きっと見られない変化かと。
しかし考えてみれば、日本のお菓子パッケージは「無駄な誤解を与えない」デザインのものが多い気がする。深読みする余地がないというか、なんというか。
構成/文 松永舞香